
ちょっとかわいらしい金平糖が売っていたので買ってみちゃいました(笑)

和風ラムネは可愛すぎて…
食べれる気がしません(苦笑)
私が幼い頃、
敷地の離れ(隠居)に高祖父が存命していました。
祖父の祖父なわけですが、
隠居のおじいちゃん!
と呼んでいました。
隠居のおじいちゃんは、戦争経験者でした。
しかも、外地への出征したそうでした。
戦争を終え戻って来た時には、
聴力を失っていたそうです。
私は、おじいちゃんだから耳が聞こえないものだと、幼い頃は思っていました。
隠居の玄関にはウチワが置いてあり、
おじいちゃんを呼ぶときは、
声も出しますが、
ウチワでバタバタと風をたて気づいてもらうようになっていました。
ウチワも、幼かった私は、
おじいちゃんは冬でも暑がりなんだなあ…
と思ったりしていました。
隠居のおじいちゃんは、
私によくチリ紙に包んだお菓子をくれました。
フルーツゼリーだったり、
金平糖だったり。
「しゅら!やい!しゅら!」
と手招きをしては、チリ紙に包んだお菓子をくれて、頭を撫でてくれました。
近くで話しかけると、唇を読んでくれるので、ゆっくり話すとお話が出来ました。
ただただ、隠居のおじいちゃんが大好きでした。

金平糖。
久々に食べました。
一口食べたら…
高祖父を思い出しました。
戦争が無かったら、
戦争に行っていなかったら、
高祖父は聴力を失うことは無かった訳で、
人生もまた違ったのかな?
と…思ったりしました。
なんだか…
今の世の中と高祖父のことが色々重なり、
胸が苦しくなりました。
金平糖は二粒を口に含み、
噛まずにユックリ、ユックリ口の中で溶かして食べるんだよ?
そうすれば、嫌な気持ちも溶けて無くなるから…
幼い頃、高祖父にそんなことを言われ、
縁側で二人で笑顔で、
金平糖を舐めました。
今日は二粒ユックリ舐めても、
何故か涙が出てしまいました。

龍太郎さんは、たぶん初めて見る金平糖に
ややビックリ?(笑)

龍太郎さんは、
何か匂いを感じたかな?
祖父は第二次世界大戦の際、内地での戦争参加だったそうです。
祖父も祖母も、
「戦争なんかしたらダメだ。」
とよく言っていました。
何故?
人間とはこうも愚かな動物なのか…。
とよく思います。
祈りで戦争が納まる訳ではありませんが、
戦争を止める術を持たない私は、
祈ることと、
微々たる募金をすることしか出来ません。
どうか…
振り上がった拳が下ろされ、
これ以上、人間や無関係な動物の命が失われませんように。
隠居のおじいちゃん…
今日の金平糖は、
チョッピリ塩味がしたよ?
隠居のおじいちゃん、祖父母が嫌った戦争。
平和が戻ることを願ってやみません。
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