ポンちゃんの鼓動が静かに止まりました。
かわいくて、かわいくて、最後までポンちゃんが居なくなるなんて、受け入れることができませんでした。
その私の気持ちが、ポンちゃんを最後まで頑張らせてしまった事に深く後悔をしています。
亡くなる前日もサードオピニオンに行こうかと悩んで、家族から止められるまで違う治療をすれば良くなるかもしれないと、本気で考えていました。
長年診ていただいていた病院に戻った方がいいと家族に説得されて、翌日にポンちゃんを診察してもらいました。
セカンドオピニオンでポンちゃんが治療を頑張っていた事は、先生にお話ししていたので状況はすぐに把握されて、診察後に先生から
「ポンちゃんはすでに看取りの時期に来ているから、ゆっくりさせてあげて下さい」
とハッキリと告げられました。
先生の言葉で、やっとポンちゃんの状況を納得できて、診察室でボロボロと泣いてしまって、長いお付き合いの女医先生も言葉に詰まっていました。
その日から辛い強制給餌もお薬も辞めて、大好きなお母さんに戻りたいと願ったのも束の間、翌日にポンちゃんは潔く逝ってしまいました。
強制給餌で首を振って嫌がるポンちゃんに、無理矢理に食べさせて、私の顔を見ただけでもヨダレを出してヨロヨロと逃げる姿は、本当に辛いものでした。
給餌の時のポンちゃんの辛そうな顔を思い出すたびに胸が苦しくなります。
いつも一緒に寝ていたのに、娘のお布団で寝るようになって、嫌われても仕方ないと諦めていましたが、亡くなる前日は私の布団に来てくれて、嬉しさと悲しみでよくわからない感情になって、布団に潜って泣きました。
ポンちゃんが亡くなった日は、午後からの仕事で、18時頃に帰宅するとポンちゃんはいつもの様に寝ていました。
「ただいま」と声をかけたら久々に「ニャン」とお返事をして、家族も久しぶりに聴くポンちゃんの声に「珍しいね」と話していました。
でも、なんとなく様子がおかしいのに気づきました。
大きな声でニャーンと3回ほど鳴いた後、何秒か苦しい時間があって、呼吸が止まり僅かに動いていた鼓動も静かに止まってゆきました。
おかしいと気づいてからほんの何分かの出来事です。
危篤になってから見守っていた時に、長女からたまたま電話がかかって、リモートで一緒に見守りました。
一緒にお別れができたのは、偶然でない気がしています。
五年前に行き倒れ寸前のポンちゃんを連れて帰ってきたのは長女だったし、とても可愛がっていたので、ポンちゃんが知らせた様な気がしてなりません。
保護時のポンちゃんは、仔猫だと思いましたが、健診で著しく発育の悪い成猫だと言われました。
どんな飼われ方をして、捨てられたのかと思うと可哀想で、警察や保健所には一応届けましたが、積極的には飼い主をさがしませんでした。
むしろ捨ててくれてありがとうと思います。
人が大好きで、初めから甘えん坊さんでしたが、夜泣きが酷くて家族が寝不足にならないように廊下で一緒に寝たり…
手がかかった分、お母さん大好きになってくれて、本当に可愛くて仕方がない大切な存在になりました。
保護当時に息子が撮った写真がMVをいただきました。

どんな時もキュートで、あざとさNo.1のポンちゃんは最後まで健在でした。
亡くなる2日前、お庭で日向ぼっこしていた時に気づいたらバケツに入っていて、久々に笑って写した写真です。
可愛いさ満点です❤️

二年くらい前に庭をネットで囲って以来、天気の良い日は2時間くらい日向ぼっこするのがポンちゃんの楽しみでした。
白猫だからあまり紫外線を浴びさせたくなくて、日光浴をするポンちゃんに日陰を作ったり、日傘をさして一緒に過ごしたりしました。
辛くない別れはないけれど、楽しくて幸せな思い出の方が断然多かったです。
約一年間、大嫌いなキャリーに入って通院して、毎月の血液検査やエコー検査、お薬も最後まで頑張って、生きてくれたポンちゃんを心から褒めてあげたいです。
お母さんを待っててねと声をかけるのが日課になりました。
きっと待っててくれるよね。。。
☘️☘️☘️☘️☘️ お礼 ☘️☘️☘️☘️☘️
ポンちゃんについての日記に温かいコメントやアドバイスをして下さった皆様に深く感謝申し上げます。
辛い時に温かい気持ちで支えて下さった猫友さん、本当にありがとうございました。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。
ポンちゃんに可愛いお花を下さった猫友さん、ありがとうございました💕
最近のコメント