犬猫へのマイクロチップ装入が義務化されます。
と言っても、
6月からブリーダーやペットショップから
譲渡・販売される犬猫の義務化であり、
既に飼われている犬猫などは「努力義務」となります。
マイクロチップ装入義務化の目的に、
①安易な購入の抑止
②遺棄の防止
③迷子時などに、飼い主が判明しやすくなり、結果殺処分を回避する
などがあるとされています。
私は、正直に言うと、
犬猫も「鼻紋登録認証」が良かったな…と思っています。
「鼻紋登録認証」は、牛など家畜に導入されているもので、
鼻にある鼻紋というものを登録するものです。
鼻紋は1頭1頭違い、生涯変わることがありません。
また、もしクローンであっても鼻紋は違うというものです。
そして、私達が愛する犬猫にも鼻紋があります。
私は2018年以前、犬猫へのマイクロチップ義務化の話が出てきた頃から、
大変気になり、2018年などは色々調べたりしてきました。
犬猫へのマイクロチップ装入に関する獣医師会のHP
http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/index.html

これは以前私がマイクロチップに関して調べてまとめてみた1枚です。
マイクロチップの登録に関し、
国や獣医師会はAIPOへの登録を推奨しています。
しかし、ペットショップで登録されているのがFAMだったりする場合があります。
FAM登録の場合、
AIPOに登録し直さないと、
実は迷子になった際に、速やかに飼い主確認がなされないという落とし穴があります。
2018年当時、私が実際に知っている限りでも、FAMに登録してあるから大丈夫!
ではない問題がありました。
保健所や動物病院は、
AIPOのパスワードを持っているので、
AIPOならば速やかにHPで飼い主確認ができますが、
FAMのパスワードを保有していないので、
FAMのみの登録だと、読み取れてもFAMにFAXで問い合わせをするなどをしなければ、
飼い主情報に辿り着けない…
そんな現象が複数例ありました。
導入義務化が間近になりましたが、
その辺が改善されたのか?
私も確認をしていないので疑問です。
また、AIPOに登録していても、
連絡先が変更になった際に、
飼い主が変更手続きをしないと、
飼い主に連絡がつきません。
私の居住地域で犬が保護され、マイクロチップが入っていたにも関わらず、
連絡をしても繋がらない、
保健所が登録住所に訪問しましたが、
既に転居していた事例がありました。
たまにマイクロチップが入っているから、
迷子になっても居場所がすぐ分かると
勘違いされている方がいらっしゃいますが、
マイクロチップにはGPS機能は付いていませんので、
保護されなければ居場所は分かりません。
と言うか…
体内に入れるモノなので充電出来ません。

2018年時点で、私が調べたマイクロチップのデメリットです。
昨日今日、マイクロチップのデメリットをネットで調べてみましたが、
2018年に比べて、デメリットが掲載されているものが減ったなあ…と思ったのと、
表現がマイルドになっている気がしました。
また気になるのが、
ペットショップなどで装入されるマイクロチップが、必ずISO規格に適しているものか?
安くあげようと、規格外のモノを使われないか?
と少し心配なところです。
私個人の考えですが、
マイクロチップが優先され、
ペットへの鼻紋登録認証導入が進まなかった背景に、
「人間の利益」が関わっているのなら
嫌だな…と思っています(苦笑)
鼻紋ならば、犬猫の体に負担が0なわけで、
本来だったらそちらを優先的に
開発してもらいたかったなあ…と今も思います。
猫壱さんの猫の鼻紋にかんするHP
https://www.google.com/amp/s/www.necoichi.co.jp/Blog/4963%3fmobileapp=1


鼻紋撮影は、お鼻が乾いている時にしましょう(笑)
今後の保護活動について思うことですが、
必ず動物病院や愛護センターや保健所等で、
マイクロチップ装着の有無を確認しないと、
場合によっては窃盗であったり罪に問われてしまう可能性があることも周知が必要では
ないかと思いました。
また、マイクロチップ未装着な飼い猫が逃走してしまった場合、
万一どなたかが保護しそのまま飼養され、
その方がマイクロチップを自分名義で装入された場合、
我が子が気づいたらよその子になってしまう
可能性もあるのかな?と思ったり、
マイクロチップ未装着=野良猫
と認識される時代になるのかな?
と考えたりもしました。
とは言え…
今からでも、マイクロチップが不可な個体用でも良いので、
家畜に利用されている鼻紋登録認証システムを応用して、犬猫用に使えるシステムを
作っては貰えないものか?と…
思ってしまういち飼い主の私が居ます。
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