ころころころっけですー (=゚ω゚)ノ
今日はあきこやまさんのフーガちゃん裁判を傍聴した件について書いてみようと思います。
なかなかむつかしく、書いては消し書いては消し…
また書き直したりするかもしれませんが、平にご容赦を😓
(不適切な記述があればご指摘お願いします<m(__)m>)
そもそも、なぜ私が今回の裁判の傍聴に至ったのかというと、
去年あきこやまさんの日記投稿を拝見して
フーガちゃんに似た猫についてのブログ記事を知らせたのが始まり。
茨城からはるか遠く離れた地の赤の他猫だったにもかかわらず、
丁寧なお返事をくださいました。
それ以来、フーガちゃん失踪事件についてずっと注視してきました。
私が今回裁判を傍聴しようと思ったのは:
1.純粋にフーガちゃんの消息が気がかりだった
2.自分が戸建に引っ越した後の猫脱走防止の戒めとして
3.あきこやまさんの勇気を応援したかった
(4.水戸に行ってみたかった)
というのがありました。
あいにく4月15日(金)当日は前日の初夏のような陽気が嘘のような寒の戻り。
偕楽園観光の気力はそがれ、あまりの寒さにせっかく休みをとったにもかかわらず、布団から出られずようやく東京駅発水戸駅行きのバス🚌に乗ったのが10時30分。
道中の混雑で水戸駅についたのがもう12時45分になっていました😓
市内を走るバスの窓から、水戸市の賑わいにびっくり。
高級店👚👠から庶民的なお店🍖🍺まで都内とおなじお店もあるし、
水戸ならではの個性的なお店もある😻
コロナ禍にもかかわらず人通りも多い。
そりゃそーだ、東京から電車やバスで1、2時間ですものね。
私が今度引っ越すあたりよりよっぽど便利そう(;^_^A
私がもっとつぶしの利く人間なら水戸暮らしもよいな。と思いました。
水戸地方裁判所は水戸駅🚉から徒歩10分。
あとで教えてもらったのですが、裁判所の前は水戸城🏯の城跡公園で、まわりをお堀がぐるりとめぐらされていて、駅も近いし、陽気が良ければ素敵な散策コースになりそうなところでした^^
水戸、また日を改めて来たい!と思いました。
水戸おススメです👍
さて、肝心の裁判の話。
当日の裁判の進行は大まかに、
原告に対する尋問(by原告側代理人・被告側代理人)
↓
休憩を挟み
↓
被告に対する尋問(by被告側代理人・原告側代理人)
↓
原告・被告、それぞれ単独で裁判官と協議
↓
次回開廷の予定決定
という流れ、
法廷は学校の教室くらいの大きさで、私たち傍聴人は後部の傍聴席で裁判を聞いている感じです。
テレビでみるそのまんまです。
猫坊さんも先日の日記に書いてらっしゃいましたが、
裁判というともっと重々しい厳粛な雰囲気かと思ってましたけど、
原告・被告、傍聴人にもわかりやすいような言葉で話してくれたり
一般市民に対する配慮がそこここに感じられました。
書記官もなんだか今風のお兄ちゃん👦でちょっとチャラかった(笑)
裁判の予定所要時間は2時間程度と聞いていたけれど、2時間はあっという間でした。
むしろ時間が足りないくらいですね。
個人的にはいささか消化不良感が…。
「もっとそこツッコんで聞いてよ」
と傍聴席から言いたくなることも多々あり(^^;)
例えば、フーガちゃんが失踪したと思われる日の現場の状況について細部の確認は行われませんでした。
よくある法廷ドラマのように、主張の不整合、矛盾などを指摘したりということはありません。
事実の検証を事細かに行う刑事裁判とは違うからなのか、
推測しかできない当日のフーガちゃん失踪状況について、あれこれこの場で追及しても…、ということなのか。
今回の裁判で、フーガちゃんの消息が何かつかめればいいのに、
そう思っていたのでここは非常に残念でした😢
今回の裁判の基本的な論点は:
・譲渡時の誓約に基づいた適切な飼養がされていたか。
・フーガちゃんの失踪(とその後の対応)について里親に過失がなかったか。
つまり、
「完全室内飼養」
「保護主への報告」
「脱走防止と脱走時の対応」
について両者でどのような合意がなされていて、里親側に過失がなかったか検証されていた感じです。
あきこやまさんがフーガちゃんを保護したのが2019年5月、
里親決定したのが2019年9月。
実際に譲渡されたのが2019年11月。
今からもう3年近く前の話になるわけですよ。
そのため、譲渡決定までのやり取りや、
譲渡当日の対面での説明について、
「たぶんした」
「したと思う」
「なかったと思う」
「記憶にありません」
そういった記憶に頼った応酬にならざるを得ない部分があるのですが、
裁判の場で証拠として提示することのできる効力のある文書は結局、
原告・被告両人の記名のある「譲渡誓約書」です。
今回フーガちゃんは、ネコジルシを介して譲渡されたということもあり、
ネコジルシで提供されている譲渡誓約書のひな形が使用されたそうです。
https://www.neko-jirushi.com/foster/images/written_oath.pdf
この譲渡誓約書(ひな形)をご覧になったことはありますか?
私自身、ネコジルシ経由で猫の譲渡を受けたことはないというのもあり、
これまでじっくりと内容を見たことはありませんでした。
御覧のように、このひな形では今回裁判で再三提起された:
・完全室内飼養
・近況報告
・脱走防止(とその後の対応)
について、ここには具体的な記載(里親に対する制約)はありません。
(決してネコジルシさんの譲渡誓約書を貶す意図はありません💦念のため)
あきこやまさんも裁判中におっしゃってましたが、
通常、譲渡決定に至るまで、応募者の中から慎重に里親候補者を選び、
やり取りの中で保護主の求める飼養条件を遵守してくれることを見極め、譲渡決定に至るわけで、
相手を事細かな条項で拘束するようなものになっていないのでしょう。
どちらかといえば性善説に則った誓約書なのではないでしょうか。
話をもとに戻します💦
裁判では、この譲渡誓約書に
「完全室内飼育」
「報告義務」
「脱走防止」
について明記がない旨、指摘されていました。
ここに記載がないと、法廷では相手方に対する要求(約束)とは見做されないようです。
(例えばの話)裁判の場で、譲受側がそういった認識がなかった、書面での合意がないと言われてしまえば、それまでになってしまうのでしょう。
逆に上記が盛り込まれた誓約書だったとしたら、
誓約書に法的拘束力がないとはいえ、
裁判では原告に有利な材料になるのかもしれません。
賠償金支払い命令の根拠になるのかも。
そうすると、譲渡誓約書の見直しも必要なのかもしれませんね。
誓約書一枚では(悲しいことに)猫さんを守ることはできないかもしれないけど、
内容次第では心理的な拘束にもなってある程度抑止効果も期待できるでしょう。
(それが嫌で逃げるならそれまでの人だということ)
ただ、違う誓約書だったら今回の一連の事件は起こらなかったのか?
それは正直わからないと思いました。
やはり譲渡前に譲受人について徹底的に調査して、
時間をかけて相手と知り合うことが必要なのでしょう。
それ自体が難しい話で、
皆さん苦慮しているのでしょうけれども🤔
色々考えさせられる裁判ですが、
私個人の一番の願いとしては、
なんとかフーガちゃん失踪の経緯について詳しい話が聞けたらいいな
とそう思います。
長々とまとまりのない文章を読んでくださりありがとうございました。
あきこやまさんには、今回貴重な機会を与えてくださったこと感謝いたします。
今回の裁判を傍聴させて貰い、私も妹たち(ねこたち)を守って行く覚悟を新たにしました。
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新しい家に引っ越しても脱走しちゃ駄目よ🙅
次は快晴の水戸でお会いできますのを楽しみにしてます(@^^)/~~~
* * *
先程、あきこやまさんの日記で、裁判官に和解を勧められたというのを拝見しました。
裁判官としても、このままどちらかの主張を認めて一刀両断に判決を下すよりは、
双方が歩み寄れるような落としどころを探していたのかもしれませんね。
私もそんな気がしました。
日本の裁判官も捨てたもんじゃないね^^
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