動物愛護管理法の改正。
私は日頃から、出来るだけ自ら情報収集をし、学ぶようにしています。
それは、
法令遵守で、
龍太郎と家族として暮らして行きたいからです。
この本は、
東京弁護士会の弁護士さん達が、
私達一般飼育者に、動物愛護管理法を分かりやすく説明してくれている本です。
先に言ってしまうと、
大変勉強になりました。
画像を拡大して頂けると、
私がマーカーをした文章が読めますかね？
左ページのグラフ、
犬猫の引取数の推移、犬猫の殺処分数の推移から、
(抜粋)
「猫についての内訳を見ると、2018年度の引取数全体に対する所有者不明の子猫の割合
は60.4％、殺処分における割合は65.8％と、
以前より高くなっています。
これらは、所有者不明の子猫が保健所等に持ち込まれ、そのまま殺処分されるケースが
非常に多く、所有者不明の猫の出産が最も大きな問題になっていることを
示していると言ってよいでしょう。」
と、弁護士さん達が仰っています。
私もそうだと思います。
故に、新たな野良猫を人間が作り出さない取り組みが大切で推進が必須であり、
今行われているTNRは、それが実現するまでは、殺処分回避低減の為に必要活動に考えます。
【TNR＋M】
TNRに関しては、説明しなくとも、
ネコジルシの皆様ならばご存知かと思いますので省略します。
弁護士さん達は、これに、
マネージメントが大切だと仰っています。
避妊去勢をしたから終わり…
は私はダメだと考えます。
避妊去勢等関わったのならば、
その猫達の餌やり、
トイレの管理、
寝床の管理、
健康観察等、
責任を持って関わって行かなければ、
本末転倒だと思います。
環境保全には貢献出来ても、
猫達のお世話や見守りをしていかなければ、
それは猫達の為にした行為ではなくなってしまうと思います。
また、マネージメントが無ければ、
住民トラブルが続いてしまったり、
猫達の生活に支障をきたすと思います。
やりっぱなしのTNRではなく、
アフターケアのあるTNRを、
行政、ボランティア、地域住民で構築出来るよう、人間が頑張らなくてはいけないと思います。
日本で初めて「地域猫活動」が始まったのは、2000年の東京都新宿区モデルだと言われています。
TNRは、この20年でその認知度や活動は上がりましたが、
その後行われるべき、地域猫活動に関しては、まだまだそのスタイルに準じた、
正しい地域猫活動が定着出来ていないように感じ、悲しく思います。
また、これだけ全国的にTNRが行われていても、遺棄であったり、自家繁殖が止まない
人間の現実に、正直憤りを覚えます。
今回の法改正で、【飼い主責任】が強く言われるようになり、
みだりな繁殖行為も、行政指導の対象になったのは良かったと思います。
【多頭飼育の適正化】
今回の法改正で、多頭飼育の適正化も決まり事ができ、それに準じ、
都道府県だったり市区町村だったりの条例などで、
「一定飼育頭数を超す場合、届出をする義務とする」
ことが全国的に加速してきています。
本以外にもどんなものがあるだろう？
と、ネットでザックリ見てみましたが、
都道府県単位で条例が無くとも、
市区町村単位で条例を設け実施されている
のが多いな…と思いました。
多頭飼育届出義務を設けている所は、
大体、「犬猫飼育合計が10匹を超す場合」
が多かったように思います。
石川県が１番厳しいようで、
犬猫合わせて６匹以上で届出、
無届けや虚偽申告で過料５万円
となっていました(R4.4.1〜)
福岡県も、犬５匹以上、猫５匹以上、
犬猫合計10匹以上は届出をしなければならないとなっていました。(H30.10〜)
調べた全部を書くと膨大になりますので、
気になった方はご自身で調べてみて下さい。
また【化製場法】という法律が別にあるのですが、
これには猫は今の所含まれていません。
犬を10匹以上飼育する場合は届出をしなくてはならないことになっています。
本を読み、改めて色々考えさせられました。
適正飼育の為にも、
自身と愛猫の幸せのためにも…
色々と勉強が必要だと思いました。
この本は１冊2.300円ですが、
最近購入した書籍の中で、ピカイチにためになりましたので、皆様へ情報提供です。
まとまりなく長文になりましてすみません。
たまに…真面目な日記も自己啓発の為にも書きます(笑)
この本には、動物愛護管理法の全文も読めるようになっていたり、
何年の法改正ではこれがこう変わったなども
記載があるため、とても参考になると思います。
飼い主のところで、これからはマイクロチップで、死亡届も出す時代になるんだな…
と、少し複雑な思いです。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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