その連絡を受けた次の日、その叔父さんが住んでいたアパートの状態を確認するため、叔父さんの姐にあたる母親と私と動物病院で働く妹と計3人で、叔父さんのアパートに行くことがありました。
予め、叔父さんの住んでいたアパートには、猫が住んでいると情報を耳にしていた私達でしたが、いざ叔父さんが住んでいたアパートに着いてみると、予想外の事態がそこで行われていました。
叔父さんの住んでいたアパートには、成猫が5,6匹。
そして、電気のつかない(ブレーカーが落ちている状態)薄暗い押し入れの中に蠢く鼠のような物体がありました。
その正体は、生後1週間程と思われる仔猫5匹だったのです。
その日は、もう日が暮れるような時間帯であったこともあり、そのままでは死んでしまいそうな仔猫5匹と猫用のケージに素直に入ってくれた、成猫一匹を持ち帰りました。
そし次の日から、その仔猫の母親探しが始まります。
(中略)
結局、この2歳くらいの仔猫みたいな成猫

が母親であり、無事仔猫と再会させることができました。
(割愛)
この母親は、4つ乳があるものの、そのうち一つしか乳がでませんでした。
仔猫を触らないようにしていた私達でしたが、ある朝、一番小さな(乳を吸うことができなかったと思われる)仔猫が冷たくなって死んでいました。
それから、2番目に小さな(死んでしまった仔猫を含む)仔猫に粉ミルクを与えるようにしたのですが、結局、その仔猫も他の仔猫に押しつぶされて、冷たくなり死んでいました。
母猫に通常猫の育成能力がないと判断できたのは、この時期でした。
それから、他の三匹に粉ミルクを与えてみると吸い付くように飲みました。
もっと早く気付けていたらと後悔が残りましたが、未熟な母親と生後一週間という小さな命に触れることが初めてだった自分には、理解出来ない事柄でした。
続く
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