忘れかけていた記憶が蘇りました。
以前の日記でもお話していますが
生まれた時からワンちゃん、猫ちゃんとずっと暮らしてきた中で 純血の子と暮らしたことは一度もありません。
なのですが
厳密には一度だけ うちの歴代の猫ちゃんたちの中に 長毛種の純血ちゃんが来たことがありました。
純白のペルシャの仔猫。
私の所に先代シャムミックス兄弟がやって来たのとほぼ同時期に 実家にやって来ました。
私の父に当時、ペルシャをブリードしてみえるお友達がいらして そこで買い手が付かなかった子を譲ってくださったのです。
はじめて間近で見た 純血の長毛ちゃんは ミックスの子しか知らないわが家族には衝撃的な可愛さでした。
お迎えしてすぐに 可愛いピンクの首輪を付けて
首輪には住所とお名前のついた札も一緒に。
お名前は [ベル] としました。
家族皆んなを骨抜きにした ベル とても可愛い
お茶目な子でした。
ですが
ベルがうちの子だったのは たった 2週間程でした。。。。。。。
ようやく室内飼育といったことに馴れてきたところだった実家の家族。
まだまだ脱走対策と呼べるような事は出来ておらず
不注意からお外に出てしまい、迷子に。。。
当時、まだ自宅住まいだった私の妹は 血眼になって探しました。 実家の辺りは当時、まだまだ田舎でしたので きっと見つかるはず と言って毎日、毎日
朝夕と探し歩いていました。
1週間程過ぎたところで 妹はついに ベル を見つけます。
10軒程先のご近所の奥さんが 抱いているのを見つけました。
妹は駆け寄って
[すみません、その子、うちの猫ちゃんです]
[お世話してくれて、ありがとうございます]
と 話しかけたそうです。
(えっ、この猫はうちの子ですよ。)
頭が真っ白になってしまい、その後の事はよく覚えていなかったそうです。。
隣のオバチャンに連れられて 大泣きしながら帰ってきたそうです。。。。。。。
ピンクの首輪は付いていなかったそうです。
ですが
実家の辺りは 田舎で
ご近所のことは皆さん分かっていますし
当時、辺りに純血の長毛ちゃんを家族にしている家など当然ありません。
でも
ご自分のおうちの子だと言われる。。。。
妹は帰宅した父に なんとか取り返して欲しい
と泣いて話しましたが 父は
[猫の事でご近所と揉めてはいけない。可愛がってくれるのなら あちらの子として暮せばいい]
と 追求はしませんでした。
既に結婚して家を出ていた私のところに 真っ赤な目をして妹が訪れ、一部始終を泣きながら話しました。
私の答えは 父と同じでした。。。。
妹は泣いて怒りましたが。。。。
後日 実家に帰った際に 私も見かけましたが
あの子はベルで間違いないでしょう。
もし
あのとき マイクロチップ があって
ベルに装着されていたなら うちに連れ帰る事が出来たのでしょう。
あのとき (うちの子です) と言われてしまえば
なすすべは ありませんでした。。。。
記憶をたどる過程で うろ覚えな部分も多々あり、妹に電話して当時の話をすると、[今から行くよ] と
私のお見舞いついでと遊びに来ました。彼女は鮮明に覚えていて、今でも悲しくて忘れられないと。。
私は知りませんでしたが、 妹の話ではベルは短命だったと。 3年ほどで見なくなったそうです。
もし、ずっと うちの子だったら もっと長生きさせてあげたのに と また泣き出してしまいました。。。。。。
忘れかけていた記憶
マイクロチップの装着を考える中で
久しぶりに思い出して複雑な気持ちになるとともに
更に 迷いは深まりました。。。。。。。。
![](/img/diary_image/user_228649/detail/diary_271032_1.jpg?h=51f20fb2a0cafcab65879072c6b4b053)
[迷っていますにゃ?]
お目通し頂けた皆様、有難う御座いました。
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