(※飼い主さんが亡くなり、近所の人がお世話してくれていて、その方の依頼でねこけんの保護猫に)
ねこけんシェルターに来たばかりの頃のららちゃんは、ガリガリに痩せていて、ケージの中でハンスト状態…
でも、チュールを差し出すとガツガツ食べてくれて、食べてる間は顔も触らせてくれるのに
食べ終わると、途端に敵意むき出し、ド迫力の「シャー！」😅
なにがあったの？
ららのまんまるのお目めは、何か伝えたがってるみたいで…ららちゃん、教えてくれる？
らら「アタシはずっと、狭いケージの中にいて、カリカリのごはんはおいしくなかったけど、お腹が空いてたから食べたわ。けど、それもだんだんなくなって、あぁ、アタシはここで動けなくなるんだなぁって思ってたの
そしたらある日、おばあちゃんが抱き上げてくれて、誰かにすごく怒りながら、アタシを毛布にくるんで、おばあちゃんちに連れていってくれたの
嬉しかった…おばあちゃんといっしょなら、痛いこと（注射かな？）されても、苦いもの食べさせられても（薬だね）ちっともいやじゃなかった
そしたら、アタシ動けるようになったんだもん」
らら「おばあちゃんは、いつもおいしいものを食べさせてくれたわよ！
でも、なんかアタシ、あんまりたくさん食べられなくなっちゃって、食べ過ぎるとすぐ吐いちゃうし、お腹も痛くなっちゃうのよ
おばあちゃんもちょっとしか食べないから、アタシたちいっしょだって思ったら、ふふ、嬉しくって
おばあちゃんはあたしを閉じ込めたりしないで、いつもいっしょにいてくれて
アタシはずーっとおばあちゃんとくっついて、このままがいいなぁ、と思ってたのに…
らら「おばあちゃん、だんだんアタシより食べなくなって、とうとう動かなくなっちゃったの
おばあちゃん、お腹空いちゃうよ、いっしょに少しだけ食べよ、お水だけでもいいからっていっしょうけんめい鳴いたけど、全然返事してくれなくて…
それから、たくさんの人間がうちに来て、おばあちゃんを連れてこうとしたから、やめてやめてって飛びかかったら、アタシまた捕まって、小さい箱に入れられたの
こわかった、かなしかった、おばあちゃんが連れてかれちゃう、助けて助けて！って声が出なくなるまで鳴いたわ…
また、お腹ペコペコになったけど、もう美味しいものなんかいらないから、だれもアタシに触らないで、おばあちゃんを返して！
アタシは誰が来てもずっと怒ってたけど、ときどきおばあちゃんに会いにきてたおばちゃんからは、ごはんもらうことにしたの、だってお腹ペコペコじゃ、また動けなくなっちゃう、そしたらおばあちゃん探しに行けなくなっちゃう
けど、そのおばちゃんにカゴに入れられちゃった…」
らら「ここに来てどのくらい経つのかな、パンおじちゃんはけっこう好き、ピーポーおじちゃんも優しかったから早く帰ってこないかなぁ
三郎は・・、まぁ、ときどきはいっしょにいてもいいわよ
ここにくる人間は、おばあちゃんがアタシを心配したときみたいに、アタシの顔を覗き込んでくる、でもまだコワイ…
けど、美味しいもの、もう少し食べてみようかな」
(あくまでもお世話ボラの妄想です☺️)
ららの大きな目を見ていると「人を信じたい、信じてた、らら」と「人が怖い、信じられない、らら」が交互に見える気がして…
優しくされたあったかい記憶が、ららの中の悲しい記憶を塗りつぶしてくれるように
がんばるからね
いつかララの目から「人はこわい」が消えてくれるって、信じてるからね！
☆ほら、シャー猫睦月ちゃんも！
https://vt.tiktok.com/ZSdQ8dKua/?k=1
ぺったん したユーザ
ぺったん
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