昔の写真がダンボール箱に1箱、懐かしい遠い昔が蘇りました。
父親がなんて若いこと。母もです。
ワイワイと賑やかな家族の様子が伝わってきます。
さて、今日はどの思い出話にしようかな・・・
ひよ鳥の成長をお話したいと思います。
猫話題でないので、興味の無い方はスルーしてって下さい^^
「ヒヨドリさん」
私の家は自営業を営んでおり、小さい頃から人の出入りが激しかったんです。両親は、忙しく、父親の仕事の時間がまちまちで、母は家におりましたが、おっちり静かにという生活ではありませんでした。
隣の家にはお姉さん(私の10歳、12歳年上)が2人いました。
こちらのお姉さんとは仲良くしていただき、よく面倒みてもらいました。
私は兄が2人。末っ子です。
兄は毎日友達と畑や田んぼなど、駆け巡っています。私がついていっても足でまといだと怒られ、置いていかれてしまうのです。
そこで、お姉さんのところへいっては、一緒に遊んでもらいました。
こちらは動物が好きで犬をかかさず飼っていました。
私は、自分の犬のように散歩に連れていったり、遊んであげました。
動物との接し方、母の伝授も大きいですが、こちらの二人のお姉さんからの伝授も大きいと思います。
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私が小学生のころでしょうか。
下のお姉さんが大学の構内で、ヒヨドリのヒナが入った巣を捨てるのに難儀していたところを、保護して抱えて持ち帰りました。
この下のお姉さんは、活発で正義感が強く、動物の命を大切にする優しい人で、動物に対しての接し方に厳しい人でした。
ヒヨドリのヒナの命、黙っていられなかったんでしょうね。
どおするの?
面倒みて、世話するのよ!
おじさん、おばさん、上のお姉さんも、面倒なんかみられないでしょ?
と文句でぶつぶつ言ってました。
それを、跳ねのけ、「うるさいわね!」
おじさんが野鳥(ほんとは飼ってはいけない)を飼ってたので、すり餌は常備ありました。
緑色した粉状の餌を水で溶き、程よい固さに煉るんです。
割りばしの先を斜めにナイフで削り、餌を乗せてヒナの上に持っていくと
ピー! ピー! ピーーー!
と大合唱で口がたくさん開きます。
何羽いたでしょう。。。覚えていません。
このヒナ達は、幸い健康のようで、弱った子はいなかったと覚えています。
このおうちは、共働き。
昼間、留守になるので、ヒナはお姉さんが大学に抱えて行き、面倒みていたそうです。
(どーやって?ですよね。そこがこのお姉さんの根性なところなんです)
手のかかるヒナの状態は、いっとき。
しばらくすると、飛び立ちます。
外に出して飛ぶ時期がきました。
ぱ~~~~~~~!!!
飛んでいきます。
わあっ♪ !!!
兄弟達で群れをなして飛んでいき、戻ってきます。
そして、洗濯物の棒に一列に並び、
ピーピー!
と大合唱♪
わお・・・賑やか・・・♪(ウルサイともいう^^;)
まだ、ヒナなんですねー。。。
お姉さんひとりでは大変なので、私は毎日手伝いました。
鳥達は、外での生活になり、
朝、早くにピーピー!と並んで賑やかでした。
ご近所にはウルサイおばさんが何人かいます。
苦情が来ては大変です。
私は餌をもらっておいて、自分ちのベランダで餌をあげました。
一列に並んでピーピー!口を開けて並んでいます。
賑やかなので、慌てて口に餌を入れてあげるのですが、
ごっくん!
すぐ口を開けて、おねだりです。
終りが見えません ^^;
下に餌をこぼしながら、大急ぎで餌を口に入れていきます。
身体を膨らませ、羽根をゆすりながら
私に ちょうだい! とせがむヒナ達が
妙に可愛かったです♪
楽しかったな~~・・・^-^
大変だけど、楽しかったです。
お姉さんが、夕方、犬の散歩で外を行くと、
ピーーーー!!
と口笛を吹き、手を振りまわします。
どこからともなく
ヒヨドリの御一行様が、 パーーーー!!! っと
お姉さんのもとに飛んでくるんです。
空にはいなかったのに・・
聞こえるんですね。
お姉さんの口笛を聞きつけて飛んでくるんですね。
そして、頭に、肩に、手にと、とまるんです。
すごかったですよ。
まるで、TV見ているみたいでした。
私が覚えている記憶にはこの辺までですので、
成長したヒナ達は鳥の世界に戻れたんだと思います。
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処分されそうになったヒナを助け、空の世界に戻したお姉さん。
疑う心を持たない頃の私。
そうなんだ~~・・・とお姉さんの行動を率直に これが当たり前、と受け入れていた幼い私でした。
勇気あるお姉さんの行動だったんですね。
今の私に・・どうかなぁ・・・(いざとなったらやりますよ)
感動ものの ヒヨドリさんのお世話の話でした。。。
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