と、私は毎年日記に自己啓発も兼ねて書かせて頂いています。
マダニに寄生するSFTSウイルスによる感染症です。
人獣共通感染症(ズーノーシス)であり、病原体保有のマダニから、ダイレクトに人間が感染
する場合もあれば、
病原体保有のマダニに噛まれ感染した犬猫からも感染します。
犬猫同士の感染もあり、
人−人感染もあります。
日本では、2013年2月に第4類感染症として指定されました。
BSL(バイオセーフティレベル):3
以後診断が付くようになりましたが、
気候温暖化の影響か、
野生動物の移動が北上してきているせいか、
今や全都道府県に、
病原体保有のマダニの生息が確認されるようになってきており、
人間への感染、
犬猫への感染が確認されるようになって来ています。
参考までに、私が過去に書いた日記の一部になります。

出典:国立感染症研究所
2018年頃は、犬猫は不顕性感染であるとされていましたが、
年数が経過し調査実績が出てきた今や、
猫の致死率60%、
犬の致死率50%、
ということが分かってきています。
また、犬猫の排泄物からの感染も分かってきています。
これを踏まえ、
この先、これ以上の感染数が増えてくると、
☑ 保護猫活動時の感染予防の必要性
☑ 保護した猫のウイルス検査の必要性
☑ 地域猫のマダニ対策
☑ 飼い猫のマダニ対策
☑ 放し飼いを止める
等々、色々考えていかなければならない事が出てくるように思います。

出典:国立感染症研究所
私は犬猫が好きです。
しかしながら、公衆衛生ということも
忘れてはいけないと考えています。
今後、このマダニが媒介するSFTSが今以上に流行してしまえば、
野良猫や地域猫の致死率が上がる気がします。
パルボウイルス、猫白血病、猫エイズなどの感染症も、
怖く悲しい感染症ではありますが、
人獣共通感染症であるSFTSは、
更に怖く悲しいな…と思います。
私は完全室内飼育推奨な飼い主ですが、
お散歩に出される飼い主さんは、
是非マダニ対策を忘れずに…と思います。
また時代的にも、住宅地での放し飼いは止めませんか?と思います。
そして、犬猫の遺棄を無くす社会の実現を、
私達人間は真剣に考えないといけないと思っています。

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