匹の仔猫、大きさで大ちゃん中ちゃん小ちゃん。大中は元気に育って、そろって里親さん宅へ。
小ちゃんは体調不良で強制給餌と病院通い。小さくて血液検査ができないから、原因がなかなかわからなかったけど、後に肝機能障害とわかった。
里親募集ができないままに生後半年になり、もう我が家の猫だねとなって、名前は呼び慣れた小ちゃんが本名になった。
低空飛行ながら、それなりに元気に過ごしていた小ちゃんだったが、5歳半の時に異常に呼吸が早くなって、かかりつけ医に連れて行った。
診断は肥大型心筋症で、肺に少し水が溜まっているとの事。その日から薬を飲むようになった。
3ヶ月後に、家からちょっと遠いけど、循環器系専門の先生のいる病院に転院。検査した先生が、小ちゃんは肥大型心筋症ではないと言う。
でも最初の症状があるから、薬は半分に減らして様子見しましょうとなり、その8ヶ月後に心臓の周りに水が溜まるようになって、拘束型心筋症という病名が確定した。
一昨年10月から始まった闘病生活は、昨年までは薬を飲むだけで対処できたのだが、今年に入ってからは厳しくなってきた。
3月には不整脈になって、数日通院したのだが、先生からは「もうダメかもしれない。」と言われた。
が、小ちゃんは不整脈のある体調に慣れる事によって、元気を取り戻した。
6月には肺水腫になって入院して、先生は「夜間無人の時間帯に亡くなる可能性がある。」と言ったけど、迎えに行った時には、カリカリをパリポリと食べていた。
そして8月。胸水や肺水腫のリスクを下げるために飲んでいた利尿剤が効き過ぎて、小ちゃんは低カリウム血症になってしまった。
動きがぎこちなくなったのが始まりで、翌日にはひきつけを起こした。
すぐに病院に連れて行き、半日点滴するようになったのだが、半日点滴をすでに5回やって、明日が6回目。
低カリウム血症で、ご飯をまったく食べなくなった小ちゃんだが、少しずつ食欲も回復しているように感じる。
拘束型心筋症は良くなる事はなく、悪くなる一方なのだ。それでも小ちゃんは、たまにうるさく付きまとう茶太郎や虎次郎に反撃したり、薬が飲みたくなくて私の手を引っ掻いたり噛みついたり、夕方には私の膝の上に丸くなる、いつもどおりの毎日を送っている。
この生活がずっと続く事を、切に願っている。

フーガちゃん裁判の時に、ころころころっけさんからいただいた、小ちゃん2号。
ランドセルの中には100円玉が数枚入るので、駐車場の支払いに便利。
どうもありがとう。

最近のコメント