となり町の倉庫跡地で生まれました。
ボランティアのMさんが餌やりをしてくれていました。
今年2歳になりました。
最近のNora(後ろにいるのは、時々遊びに来る野良猫)。
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今年の冬、死にかけていた所を見つけ、連れ帰り家族になりました。
Noraは子猫の時にカリシウイルス感染症が原因で成長が止まり、おとなの体になりませんでした。
発情もなく、もちろん妊娠、出産の経験もありません。
しかし、Noraには義理の娘がいます。
去年、2匹の子猫が捨てられました。
Noraは母親代わりになって、子猫の世話をしました。
子猫は、お乳の出ないNoraのおっぱいを吸っていたそうです。
Mさんから、貴重な写真をもらいました。
Nora一歳のとき、後ろにいるのが義理の娘。
(残念ながらもう一匹のことは、よくわかりません)。
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Noraは人によく懐いていましたが、この子は決して人に懐かなかったそうです。
親から引き離され、捨てられて…、人間のことは決して許さない。
この子もまた、人間を捨てたのです。
仮に「捕獲団体」につかまって無理やり家猫にさせられたとしても、一生心を開かないでしょう。
自分を温かく迎えてくれたのは、野良猫社会でした。
この子は野良猫になる決心をしたのです。
野良猫として生まれ育ったNoraは家猫に、家で生まれたこの子は野良猫になりました。
Noraは、娘に野良猫の地位を譲りました。
Noraの体調が良くなったら、一緒にこの子に会いに行くつもりでした。
しかしこの子はどこかに行って、いなくなってしまったのです。
生きていてほしい。
この子も一歳、もうおとなです。
Noraの分まで子供を生んで、誇り高き野良猫の血を残してほしい。
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