私は悪い人でしょうか。

2022年8月30日(火) 2022-08-30T17:38:10+09:00 749 / 6

９年前にまだ１歳の猫を猫伝染性腹膜炎でなくしました。

その３か月後に保護団体から、当時３か月の猫を２匹引き取りました。
今は９歳です。
今の子たちを見ていると、なぜ亡くなった猫のとき、こんな風に世話ができなかったのか、
９年たった今、思い出してしまいます。

思えば前の猫は、当時私は、長男が大阪から東京の大学に行ってしまい、寂しくてさみしくて、
長男のいない部屋を見ると毎日泣いていました。
そうこうしているうちに、だんだん体調が悪くなっていき、朝も起きれなくなり、夜も眠れなくなり、
娘や主人に当たり散らすようになりました。

動悸までしてきて、食欲もなくなり、娘が心療内科に行けばというので、行きました。自律神経失調症と軽いうつでした。要はからの巣症候群です。
それを見かねて、主人が勝手にペットショップから６か月の猫を飼ってきてしまったのです。

猫を飼ったことなくて、テレビや野良猫しか知らない私は、猫とは小さくて、人が来るとにげるとばかり思っていました。
ところが６か月の猫は来てみると想像していたのと違って、大きくて走り回り、６か月もペットショップにいたからか、ストレスでよく吐いており、遊ぼうとすると本気で噛んできました。そういうことが毎日あり、怖くなり、遊ぼうとしても噛むだけ。

怖くて、主人に返してきてと言ったのに、もう返せないと言われ、私は働いてないので、私一人のときはケージから出さない約束で飼いました。
暑かろうが、寒かろうが、無視してしまいました。餌も何もかも主人に丸投げしました。

私もストレス、猫もストレス。後で考えれば、なんて残酷なことしたんだろうと、泣けてきます。
そのせいか、猫がFIPになってしまい、だんだん衰えていくをのを見て、さすがにかわいそうになって、
ケージから出しました。私のせいで、猫がこうなったのだと。
一生けんめい看病しました。こんな残酷な私に、猫はスリスリしてくれました。

たった、３か月しかケージから出せなかったけど、猫はうれしかったのか、なくなる日の朝、泣いて知らせてくれたのです。みんなが見守る中、一生懸命生きようと頑張っている姿に、私は自分のしたことを反省し、後悔し、「ありがとう。こんな私でも最後なついてくれて。もう苦しまなくていいよ。」というと血を吐いてなくなりました。

せっかく主人が私に良かれと思って買ってきてくれたのに、猫が亡くなってから、ものすごくひどいことをしてしまった、娘が猫の写真を伸ばして額に入れてくれたので、毎日誤りました。

そして３か月後に何気なく見た保健所の殺処分を見て、かわいそうで、主人にもう一度猫にチャレンジしたいと言いました。

そして今の子たちが来ました。
この子たちは、噛むこともなく、可愛くて、今度はすんなりと、猫の勉強もして、世話をできました。
きっと落ち込んでる私を、亡くなった猫が見かねて、プレゼントしてくれたのだと思います。

なぜ今の猫たちのように、亡くなった猫に接することができなかったのだろうかと、今ものすごくなくなった猫に申し訳なくて・・・

毎日今の子たちを見守ってねと亡くなった猫にいっています。
今の猫にできて、前の猫に世話できなかった、私は悪い人でしょうか。