仕事に行った父から「お客さんの庭に猫がいる」と電話がかかってきました。
うちで保護出来ないよなー…。と思いつつ見に行ったらおやまぁ。全部黒い。 小さい。あなた達何食べて生きてきたのー。

保護するつもりはなかったけど、自然とみんな捕まえていました。
お母さんは警戒心が強かったのですが、なんとしてでも子供達を返して欲しかったらしくそばから離れません。

チビ達を保護するならお母さんも一緒に。
お母さんが人間との生活で大きなストレスがかかるようだったら避妊してリリースしよう。
よくわからんけどとりあえずうちに来い!と思ってなんの計画性もなく、お母さん猫も車に乗せる事に成功しました。
自宅に到着し、なんもわからん私がなんぼ気を付けても車のドア開けたらお母さん猫が勢い良く隙間から逃げてしまいました。
「私はなんて残酷な事をしてしまったんだ…」と愕然とした気持ちに。
人間の都合で子供達と離れ、知らない土地で1人ぼっち。
元にいた場所は車で5分程ですが、お母さん猫の気持ちとお外で生きる猫の生活を考えたら後悔と自分を責める事しか出来ませんでした。
その後夕方に来てくれた保護団体の方の前で「プロの人が来るの待ってれば良かった…」と思わず泣いてしまいましたが、泣いても解決しないので捕獲器を借りてご飯をセットして待つ事に。
土地勘はないけど、母性本能が強い子だからきっと戻って来れる。と信じて窓を少し開けてチビ達の鳴き声が聞こえるように。
夜の20時頃捕獲器が閉まった音がしたので、あまり期待しないで見に行くと…
なんとお母さん猫が…!(;_;)

なんというミラクル!こんなことあり得ない…!と振り返った今でもお母さんがいてくれる事が信じられないです。

お母さん猫が戻ってきてくれなかったら私はチビ達に対してもお母さんと突然会えなくしてしまった事、お母さん猫に対しても人間の判断ひとつで更に残酷な状況にしてしまう事を一生悔やんで引きずっていたと思います。
今は親子でのびのびとしたこんな姿も見られて、この子達がいてくれて本当に幸せです。

保護する事の大変さを知り・協力してくれる家族や応援してくれる方がいてくれるからこそ、この子達に最高のお家を見つけてあげたい。
それまで諦めずに図太く頑張ろうと思います!٩(๑òωó๑)
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