
とにかく人なつこくて、保護して初日なのにだっこをせがまれ、夜はわたしの布団の上ですやすや。

「これはぜったい飼い猫だったはず」。そこから、地元のNPO法人に「迷い猫保護してます」、の掲載をしてもらい、保健所と警察に問い合わせ。一日たって保健所から連絡があり、「●に住んでいる人から同じような特長の猫の依頼がきている、その人に聞いてみていいか」。「●かあ、遠いな、そりゃないな」とは思ったものの、会ってみたい、と言われるので、見に来てもらうことに。事前に写真を送ってみたところ、「うちの猫で間違いないと思います」。ほんとかなあ、ここから直接距離でも3キロ、間に国道2号線という夜もずっと車が通る大きな道路もるし、そんなことあるかな、と疑心暗鬼だったわたし。でも写真を送ってもらうと、確かにそっくりでした。

昨日の夜に引き取りに来られ、無事お家に返してあげることできました。ご自宅のお風呂の窓から脱走したのが4日、ということは2週間も放浪してうちにたどり着いたことになります。痩せてるはずだし、何よりどうやってここまで来たのか…。川沿いに来れば国道は通らなくてもすむけれどその分距離はさらに長くなるし。20日ぶりに会うという飼い主さんは、「保健所から着信があったとき、怖くて出れなかったんです」。20日も何の音沙汰もなくて、いきなり保健所から電話があったら、覚悟しなきゃって思いますよね…。
猫友のひとりには「猫神様がいるんですね」って言われました。ピースのひとつでもかけたら助からなかったかもしれない茶トラくん。きっと猫の神様が助けてくれたんだなあ、日ごろ地道に保護活動しているわたしのことも見ていてくれたのかしら、などと、いまだに半分夢だったような気持ちでいます。
我が家のすぐ近くのお寺(お稲荷さんもある)は、なくしものが見つかる、というご利益があると言われています。助けてくれたのはそこの神さまなのかも。今週の休みには、お礼に行くことにします!
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