ところで『じょーとかい』ってなんだ?」
…ホントはちょびも参加するはずだったんだけどねー💦

「え。そうなの。おいしいもんもらえるの?それならボク、行きたい」
…もうちょびは行かなくていいんだよー。
じょうとかいはね。
ずっとのオウチと、新しい家族と、本当のお名前を探しに行くところだよ。
「ふぅん…」
昨日は東大宮のハレノテラスで開催された譲渡会に、
にゃん丸リーダーと
今回参加するねこさんの預りボランティアさんと
3人で3にゃん連れて行きました。
今回のミッションは
黒猫三兄弟のひとり、ブラックスモークタビーの『ドディ』くんのぶっとい赤い糸を探せ!でした。
黒猫三兄弟は人懐こくて遊び好き。
こむすびたちも可愛がっていた3にゃん。
そのうちのひとり『にぃにぃ』はハレノテラスで、
『おとと』はシェルターの譲渡会で
それぞれご縁をいただいて。
今は新しい家族と暮らしています。
ドディ…
ひとりぼっちに。
もともと三兄弟の中でも派手な性格ではなく
穏やかなコなので。
…目立たない。
そして。
写真写りが。
すこぶるよろしくない。
(実物はかわいいのに)

「ひどいよ…その言い方」
だけど。
きっとこのコには、
このコにぴったりな
このコのための家族がいるに違いない!
そのために今までご縁が繋がらなかったんだと。
そう思っていました。
ハレノテラスの譲渡会は。
就職活動の時みたいに、それぞれの保護主(保護団体)さんがねこさんたちを連れてきて。
運命の出会いを感じた里親希望者さんが、
そのねこさんの保護主さんと直接お話をすすめるスタイル。
様々な経緯で、保護主さんのところにやってきて。
それはそれは大切に、キラキラなねこさんになって。
新しい家族を探しに来ています。
にゃーにゃーおしゃべりしたり、
じゃらしで遊んでもらったり。
かわいらしさ全開のアピールをするコ。
爆睡するコ。
まばたきもできないくらいガチガチに緊張して固まるコ。

(今回参加した『ビリー』)
「ウチは漬物石とりそろえてまーす♪」
…リーダー、そのアピールの仕方💦(笑)
あ。
ふざけてはないです。
毎回本気で真剣、マジですよ。
でもね。
やっぱり人気は仔猫ちゃんや若いコだったりするのよね。(傷付くわぁ~💧個人的に←え?)
「仔猫はすぐにねこになっちゃうのになぁ~」(こむすび語録より)
足を止めてくださる方、
お話をしたり聞いたりしてくださる方のこと。
こちらも一生懸命、真面目に対応はさせていただいていると。
「むむ!この方は!!」とビビッ⚡とくる方もいらっしゃるのです。
その方たちのオウチで寛いで。
その方たちも微笑んで。
幸せそうな映像が、ぽわわわーんって浮かんでくる。
そんな方が。
ついについにドディの前に現れたのです。
…リーダーも、私も。
同じ感覚でした。
その場ではお名刺をお渡ししたし。
ドディの説明と写真も撮っていかれたけれど。
そのあとも他のねこちゃんたちも見に行かれてたし。
今回はダメかなぁ…って。
誰も決まらないかもねって。
帰りの車ではちょっとショボンだったのだけど。
シェルターに戻って。
「ねぇリーダー?
誰かから電話かかってきてないの?
あの方、とか…
あの方もけっこうお話真剣に聞いてくださってたよ??」
「うーん、今回はダメかも。っていう直感」
「とりあえずスマホ見てみてよ」
「むむむむ!着信あった。知らない番号。」
「誰だろ?」
それは。
リーダーも私が同じ様に、
ドディが自然となじみそうだな~と直感した
穏やかそうな落ち着いた印象なご夫妻で。
リーダーは電話でお話をしていましたが。
私は嬉しくて嬉しくて、
緊張で疲れてくたびれ顔になってしまったいるドディのもとへ行き
彼の大好きなブラッシングをしながら
「ドディ、卒業できるかもよ!」って。

「そつぎょうってなんだ?
ぼくはここでいいんだ。
ほうっておいてくれよ」
まだトライアルのお話をいただけただけの段階だから、
ずっとのオウチが決まったわけではないけれど。
ドディ、おめでとう!
洗濯ネットばばぁ、嬉しいよー。
(いつも私が洗濯ネットで捕まえるから、私はみんにゃに嫌われている)

「ふぁー。なんかじょうとかいってたのしそう。ボクも行ってみたかったなぁ」
…ちょび。ウチじゃ不満なの(。´Д⊂)
母ちゃん、アンタのそういう姿をずっとずっとそばで見ていたくて。
他の誰にも渡したくないくらいアンタのことかわいいって思ったからウチに来てもらったのにぃ(T-T)
「あ、ごめんね。
ボク。母ちゃん嫌いじゃないよ。
だけど。てん兄さんの方が好き❤️」
…し、知ってる💧
今回の譲渡会では
他団体(個人)ではありますが、
何度かハレノテラスの会場でお会いしていた方と
その方がお世話されているにゃんこ兄弟…
こちらもはじめは三兄弟だったのですが、
ひとりはずっとのオウチに旅立ち
兄弟ふたりが新しい家族のお迎えを待っていたのです。
何度も会っているうちに、少しずつ大きくなって。
以前は3にんでも余裕があったケージだったのに。
「ふたりでも、あら~大きくなっちゃったねぇ(笑)」でしたが。
そのふたりにも素敵な出会いがあって。
トライアルが決まったのだと。
…それを聞いて。
やはり何度かお会いしている、お隣のにゃんこ兄弟(このコたちもはじめ会った時よりもおおきくなっている)の保護主さんとも一緒になって。
「よかったね!嬉しいね!!」ってみんなで喜びあいました。
うちのコさえ幸せをつかめればいい、
じゃなくて。
どのコもみんな、幸せにゃんこになってほしい。
そんなあたたかな気持ちがあふれる譲渡会でした。
「○○の譲渡会に行ったら保護団体からメチャクチャ言われて腹が立った。もう二度と保護ねこなんて考えたくない💢」と言われている方がいらしたら。
里親さんも保護主さんも、いろんな方がいらっしゃるので。
譲渡会では是非
ねこさんを介して今後もお付き合いしていけそうだな、と思えるような出会いを見つけていただきたいなぁと。
里親さんが探されているのと同じ様に、
保護主さんもそんな出会いを大切にお世話しているねこたちとお待ちしています。
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