「んもー、仕方ないなぁ」と
てんてんはちょびのことをンベンベします。
たまに まるにもちょびはンベンベしてもらったり。
人間にもブラシをかけてもらったり、撫でてもらったりするので。
いつもふわっふわのもっさもっさです。
最近、ちょびがてんてんにもンベンベするようになりました。
んべんべ…
でもあんまり毛繕い、得意ではないみたい。
ほら。
「ちょびがボクの大事なおむすび食べたー💦」
まるは
ひとり遊びが得意です。
ペットボトルのふたや、鉛筆、乾電池を転がしてひとりで遊んでいます。
今日は狩りの気分みたい。
たしか北海道のお土産で、こういう木彫りの置物があったような…
あ。熊が鮭捕まえてるやつ(笑)
「誰が熊ですって??」
悲しいお話
(ねこちゃんの亡くなったお話なので、今悲しい気持ちの方は読まないほうがいいかもしれません)早朝6時半。
勤務先の先輩から着信がありました。
その日、こむすびが社会科見学のために6時半登校だったのでエントランスまで見送りに行っていた時のことでした。
その先輩は、まるこ(グレコ)のことを繋いでくださった方なので。
まる や ちょび(仮面さんと呼ばれていた)の近況報告だったり、
かわいい写真だったりをLINEで送ったり。
その方のお宅のねこちゃんの画像を送ってくださったりはしていましたが。
他は
職場で会話するだけで通話してまで話したりはしたことがありませんでした。
だから
着信?
間違えて押しちゃっただけかな?
と思いながら。
念のために、折り返し電話をしました。
「おむすびさん?朝早くからごめんね。
あのね、みぃちゃん(仮名)が動かなくなっちゃったの。
お父さんに電話したんだけど、もう仕事出ちゃってるから戻れないって…
どうしちゃったんだろ。
みぃちゃん?みぃちゃん??
呼んでも起きないのよ。おかしいわよね。
どうしちゃったのかしら」
名前を呼んでも動かないですか。
呼吸はしてますか?
「呼吸…ってどうしたらわかるの?」
お腹のあたりがふくらんだりしぼんだり、
動いていませんか?
お鼻の前に手を近づけて、なにか空気が動いてる感じはしますか?
「…うーん、わからないなぁ」
心拍は?
トクトクお胸のあたり、耳をあてると聞こえませんか?
「え。どこに耳をあてたらわかるの?」
前足の付け根のあたりとか、どうですか。
「…うーん、どうだろう」
他に変わったところは?
「おしっこ、しちゃってるみたい。ちょっとにおう」
失禁している、と聞いて。
ダメかもなとは感じましたが。
ご本人が、夜間救急のことを知りたがっていたので。
すぐに調べてLINEに貼り付けて送りました。
「今の時間診察してないって言われちゃった」
…翌朝5時までって書いてあったもんな。
そのあと24時間電話受付してくれる病院も探して、お伝えしたら
「『もう亡くなってると思います』って言われちゃった…」って。
仕事では割とキビシイ先輩。
ハキハキとものを言い、テキパキと仕事をこなす方。
なのに。
電話の声は、頼りなく。明らかに様子がいつもと違う様子だったから。
「みぃちゃん、もうダメだと思います」とは
私の口からは言えませんでした。
だって先輩はまだ現実を受け入れられていなかったから。
「みぃちゃん、死んじゃったのかな」
…うん。失禁しているとなると、病院探して連れていったとしてもキビシイかもしれません。
みぃちゃんの肉球の色とかお鼻の色、白っぽくなってきていませんか?
「あ。ほんとだ。白っぽくなってる…。
なんか足が…かたくなってきた気がする」
なので。
『もし亡くなってしまった場合』をコピペして。
お伝えしました。
みぃちゃん。
前夜まではいつもどおり過ごしていたそうです。
朝までいつもの場所で眠って。
…ずっと眠ったままになってしまったようでした。
お昼休みに、「ご迷惑でなければ、仕事帰りにお宅に寄らせていただいてもいいですか?」とお尋ねしたら
「お願いします」とのことだったので。
お花を買って。
ご自宅へ伺いました。←もちろん初めてです
リビングに置かれたダンボールの中のみぃちゃんは
苦しんだ様子もなく、ただお昼寝しているだけみたいな姿でした。
「なんかお尻のあたりがやっぱり匂っちゃうのよね。トラちゃん(仮名、みぃちゃんのきょうだい)は全然寄ってこないの。
教えてもらったみたいに保冷剤置いたんだけど。
溶けちゃってダメね。新しいのに交換しなきゃ」と言うので。
私がみぃちゃんを抱き上げたら
「あああ。みぃちゃんがこんなにかたくなっちゃったーーー」と声をあげて。
泣いていらっしゃいました。
きっとそこまで深い親交があるわけでもない私みたいな者に、
早朝から連絡をされて
家にも招き入れて。
きっと心細く、不安で。
受け入れたくない現実で頭の中が混乱して。
どうにもならなかったのでしょう。
「だんだんね、固く冷たくなっちゃうのよ。
生き物はね、必ず死んでしまうから…」と。
私はこむすびたちに話すときのように言いました。
「みぃちゃん…まだ8歳だよ。でも、仕方ないんだよね。
動物と暮らすっていうことは、必ずお別れはやってくるんだもんね」
ご主人は夕方早くに帰宅なさるとのことでしたので。
私は帰宅しました。
が。
みぃちゃんが入っていた箱が、窮屈そうで
そしてナデナデしづらい高さだったなぁと感じたので。
家にあった、いいサイズの段ボール…
でもそれが猫トイレの箱だったので
模造紙を全体に貼り付けて。
こむすびたちと一緒に『みぃちゃんの新しいお部屋』をお届けに伺いました。
ご主人は仕事帰りにドライアイスを買ってきてくださったそうで。
みぃちゃんは涼しい玄関にいました。
ご主人とは、まる(グレコ)を保護するときに一度お会いしたことがありましたが、
こむすびたちははじめましてで。
「みぃちゃんちのお母さんが、まるやちょびと繋いでくださらなかったら
今、ウチにはまるやちょびは居なかったんだからね。
みぃちゃんちのお父さんがつかまえてくださらなかったら、まるはグレコのまんまだったんだからね。
その気持ちを忘れないでごあいさつ、してね」
ご主人は涙、涙で…
先輩もやっとみぃちゃんの死を受け入れられた様子でした。
「みぃちゃんさ、この箱だと足がこーなっちゃってたから。
ウチにあった箱なんだけど。お部屋作ってきたよ」と。
みぃちゃんを抱き上げて、クッションを敷いたその箱に横たえて。
お腹の下にドライアイスを置きました。
こむすびたちは「みぃちゃん、かわいいね」と言いながら、代わる代わるなでて。
みぃちゃんのお父さんもお母さんも「ありがとうねー。大きいでしょう?(笑)」と涙ながらに少し笑っていました。
「でも冷たいね、固いね。ちゃーくんとむーちゃんも同じだったね」
そうだよ。
生きてるときは心臓が動いてるから温かいし柔らかいけど。
死んでしまうと冷たく固くなっちゃうの。
私たち人間も同じだよ。
お二人も。
それをうんうんってうなずいて聞いていらっしゃいました。
みぃちゃん、大切にされて幸せだったよね。
こんなにフワフワで、わがままボディで。
おいしいもの、いっぱいたべさせてもらったんだね。
またどこかであえるといいね。
ありがとうね、バイバイね。
と言って。
3人で帰ってきました。
そのあと。
「ありがとうございました」と。
お花が散りばめられた、みぃちゃんのねんねした画像が送られてきました。
少しずつ、現実を受け止めて。
悲しみのステップに立たれているのかなと感じました。
そして翌日、土曜日にお別れすることが決まったと聞きました。
大切な家族が。
ある日突然
なんの前触れもなく旅立ってしまったら…
きっと誰もがこんな感じになるんだろうな。
私は今まで6ぴきのワンコとにゃんことお別れをしたけれど。
猫は4にゃん、自分の腕の中で看とることができて。
お別れは辛かったけど、ありがたいことだったのだなと改めて感じる出来事でした。
帰り道。
「ねぇ。
もしもママが朝。
冷たくなっちゃってたら2人ともどうする?」と聞いたら。
「お風呂に入れて温めてあげる!」
…健康管理に気をつけて。
もうしばらくは元気に生きていないといけないなと思いました。
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