チャコちゃんのおウチ

2023年2月21日(火) 276 / 0

一週間もすると、同じ時間に同じ服装で出かける私をカラスが覚えてしまって
猫ちゃん集団の空き地も、チャコちゃんの場所も
カラスの集団が待ち構えているようになってしまいました

ご飯を上げようと思っても
カラスの方が先によってくるので猫達は逃げしまいます

まさか、他所の敷地にハウスなんか置くわけにもいかず困っていたら

チャコちゃんの場所のお向かいのご主人が出てきて
「この子はあのアパートの住人の飼い猫なんですよ
　最近は体調がすぐれないので
　猫をお外に出して、ご飯を与えに出てきていたけど
　最近はずっと引きこもってて出て来なくなったなぁ」
と言いました
そして
「雨が降ったらかわいそうなので小屋を作ってあげようかと思ってるんだ」とも言いました
「他所の敷地にそんなことをしていいのですか」
私が言うと
その方は
「いいんだ、このアパートの管理人は遠くにすんでいて、めったにこないし
　住人はこの人ひとりだけなんだ
　冬になったら、かわいそうだな…」
と言ったので、私はさっそく、
8月15日でしたがホームセンターに行き
引き出し式の衣装ケースを買ってきて、引き出しを抜き
うち壁となるところに段ボールを敷いてクッションや敷物などをおきました
そこのご主人も手伝ってくれました

お食事をここでとれるように
猫一の足付きフードボールにドライフード、他の瀬戸物にウェットフード
それにチュール入りの小皿、お水の入れ物を置きました

毎日朝の６時、ウォーキングの時
朝10時出勤時、退社時の6時半に通い
お食事のいれかえやハウスの周りや内部を掃除してすごしました

チャコちゃんは子猫と一緒にそこで毎度お食事をしてくれました
もう、カラスが来ることもなくなりました

そんなこんなで９月の中頃
寒くなるし、このままでは冬が可哀想…
そう思っていたら
アパートの隣のコンビニで働く男性が、あなたが保護主になるならウチに連れていく
と言ってくれたので
この子にかかる費用は私が負担する
という約束で9月22日からその方のおウチで過ごしています
そして、無事に冬を過ごすことができました

チャコちゃんは太ってしまって、とてもかわいく
そして人懐こく、おとなしい子です

しかし
預かってくれた方は、実はすでに多頭飼いでぎゅうぎゅうの状態

いつまでも預かっていただく訳にはいかない

そう思って「里親募集」に踏み切りました

9 ぺったん