
師匠:なんですか?
コタちゃマン♪
お腹空いた?
コタロウ:お星さま増えた!
師匠:そうだね
どんなお星さまかな?
コタロウ:ボク、このお星さま知ってるニャ♪
師匠:そうだヨ、コタちゃマンが見たことがあるお星さまだヨ
今日増えたのに見たことあるって…変だネ (笑)
コタロウ:あんまり おしゃべりしなくて 強そうなのニャ…
ボク、ずっと前に話かけたけど無視されたニャ…
師匠:あー…
そうだネ
ボスだったからさ、お話するには手順がいるんだヨ…
コタロウ:手順?
師匠:少しずつ仲良くならないとならないってこと…
コタロウ:でもボクずっと見てたニャ♪
師匠:そうだネ
時々見てたネ…
コタロウ:お外でおトイレ気持ちよさそうだったニャ…
師匠:そこ?
コタロウ:ボクもお外でおトイレしたい!!
師匠:……ダメ…です…
コタロウ:あとネ、JJ(じぃじ)が作った麦わらベッドで気持ちよさそうに おねむしてましたニャ♪
師匠:うん、あの干し草ベッド すごく気持ちよさそうだったね (笑)
コタロウ:あとね、木の下でいつも涼しそうでしたニャ♪
師匠:うん、レモンの木の下でよく涼んでいたネ♪
コタロウ:あと あとね… ボクの真下にいて たまにミミしか見えなかったデスにゃ…
師匠:うん、勝手口のタタキにいつも座ってたもんね
真下すぎて師匠には見えなかったよ
耳が見えてたんだ…
コタロウ:急にいなくなったと思ったら たまに向こうのおウチの方から声が聞こえるようになった…
師匠:途中でおウチの中に入ったんだヨ
お外の生活は大変だからネ
コタロウ:お星さまになったから 毎日会えるニャ…
師匠:どのお星さまかな
師匠も会いたいな…
コタロウ:あそこのネ
おっきい 強そうなのがそうですニャ♪
師匠:そっか お星様になってもボスだネ
ずっとボスだネ…
2023年3月7日
「茶白くん」が亡くなりました
「茶白くん」は 元々師匠が 「茶代さん」と名付けた(読み方は同じですけどネ)文字通り茶白の外猫です
最初に「茶代さん」のことを教えてくれたのはコタロウでした
2018年の秋口でした
出会って一年後くらいから餌やりをするようになりました
捕獲、去勢をしたのは2019年の年始
狭い家にコタロウと暮らしていた師匠一家は「茶代さん」を家に迎えることは元々想定になく、ずっと外で餌やりをしながら、少しずつご近所の理解を得て地域猫になっていってくれたらな…と思っていました

餌やりを始めてから なんとか2回の冬を越えました
2021年の春くらいから だんだん我が家でゴハンを食べなくなりました
丸々太っていたので、どこかで もらっているのかな…などと思っていた頃、「茶代さん」がご近所でゴハンをゴチソウになっていた…というより、そちらにほぼ引っ越ししている…ことがわかりました
それが2021年の秋…
冬には我が家のゴハンは卒業しました
ご近所の餌やりの方にも「茶代さん」のこと 事情を話し、完全にお願いするようになりました
ちなみにそちらのお宅では「茶代さん」は「茶白くん」と呼ばれていました
(呼び方がほとんど一緒なのは偶然みたいです)
そちらの家では立派なガレージと縁台があり、外猫さんが冬暖をとるのに最適な環境だった上、食事の提供を続けるうちに、だんだん、冬は暖かい外猫ハウスを作り、夏は涼しい環境を作って、仲間の「黒白くん」と ふたり よく遊んでもらいかわいがってもらいました
師匠の家にいたときは、まったく触らせてくれることなく、眼光するどかった「茶代さん」は ゴロゴロスリスリと人間に懐く「茶白くん」になりました
そのお宅でも、元々家にあげてあげられない事情があり、外で食事と寝床を提供してくださっていましたが、2022年の7月、「黒白くん」の体調不良を機に おウチに入れてくださることになりました

冷暖房付きの専用猫部屋はキャットタワーやクッション、キャットタワー、おもちゃなど、すべて揃っていて、少しずつ、ご夫婦がふだん暮らすリビングも開放してもらい、本当に快適な環境でかわいがっていただいたと思います

しかし、生まれた時から過酷な環境で生きてきた「茶白くん」はすでに腎臓を患っていました
急激に食欲が衰え、病院で余命まで宣告されてしまいました
「茶白くん」の余生を少しでも長く、快適に過ごしてもらうため、ご夫婦は病院で皮下点滴の指導を受け、定期的に皮下点滴をしながら、それでもつい最近まで、自分でゴハンを食べ、トイレも介助なしで行っていて、その様子を見て、もっと長生きできるんじゃないかと思っていました
しかし、最近急激に食欲が衰え、数日前から、自分で動くのが大変になってきたそうです
それでも最後まで、トイレは自分で行けていたそうです
師匠は3月3日 に会わせていただきましたが、その時は師匠の手から エナジーちゅーるを一本完食しました
ご夫婦はいくつか示されたお医者様の選択肢を悩んだ上決断し 実践して それでも 「茶白くん」にとって何がいいのか 悩んでいました
終末医療についてはいくつか選択肢があります
自然にまかせる
緩和治療をする
高度医療で余命を伸ばす
どれを選んでも 正解でも間違いでもないと思います
私たちの選択で結果が大きく変わるのかもしれません
結果 余命を縮めたり、長らえたりするのかもしれません
でも どれが幸せなのかは わかりません
私たちは猫さんの言葉は理解できないので…
でも、表情やしぐさで いろんなことが想像はできる
それは ご家族にしかわからないことです
2023年3月7日 夜 静かになくなったそうです
師匠も会わせていただきましたが、とてもいいお顔をしていました
私は幸い初めて捕獲、去勢したこのコ(最初で最後の捕獲かもしれません)が運良くご近所でとても愛情深い方々の元に行ってくれました
それは このコが選択をしたことでもあります
「茶代さん」を「茶白くん」としておウチに迎え入れてくださったご夫婦には感謝しかありません
最後まで寄り添ってくれた「黒白くん」にも
手をつくしてくださった動物病院の先生にも…
そして、「茶代さん」
私と出会ってくれて本当にありがとう
短い間だったけれど 楽しかったよ

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野良猫の茶代さんに関わって感じたことを記録するために書き始めたのですが まだ途中です
また更新していきます
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