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2021年12月17日。福島市から喜多方に来た次女のみゃーちゃん。
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昨日の午後3時5分頃、天国に旅立ちました。享年2歳9ヶ月。
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お昼を食べてからキャットタワーにいたみゃーちゃん。午後1時ぐらいになった頃、いきなりバタンと大きな音がした。その音に驚く猫達。急いでキャットタワーのところに行くと、みゃーちゃんがてんかんを起こしてひっくり返っていた。
約一年前。一度だけ俺の目の前でてんかんを起こして倒れたことがある。その時は5分もしないで治ったんだけど、今回は違かった。30分過ぎてもてんかんを起こし、身体をビクビクと痙攣させて口から泡を吐いていた。
「早く!誰か!」
俺はすぐに藤田女史と親戚のおばさんに電話をし、家に来て貰うことに。てんかんのときはあまり身体を動かしてはいけないと聞いていたので、YouTubeを見ながら対応していると、親戚のおばさんが先に来て、その後に藤田女史もやってきた。
時計の針は2時を回っていた。一向に症状は治らず。掛かり付けの『とうえい動物病院』に電話をしても時間外で電話に出ない。それで留守電に急を要するとメッセージを残すと折り返し電話が着た。症状を伝えると、いま、別な手術中で対応出来ないとのこと。その代わり、座薬だけは渡すので、それで応急処置をするように言われ、すぐに病院に向かって薬を貰ってきた。
座薬をみゃーちゃんのお尻に入れても、症状が緩和しない。その間も口から泡が吹き出し、ガタガタと震え、瞳は瞳孔が開いていた。
「こうなるとダメなんだ…。」
親戚のおばさんがボソッと言う。「そんなこと言わないでよ。」俺が語尾を強めて言い返す。
ダメもとで再度『とうえい動物病院』に電話をすると折り返し電話が着た。時間外となりますが、午後3時からなら診れますと言われ、3時まで自宅で待機した。その間、みゃーちゃんは必死に耐えて頑張っていた。
ようやく3時になり、藤田女史が運転をして俺がみゃーちゃんを抱き抱えながら後部席に座る。
車中、俺はみゃーちゃんに呼び掛けた。「みゃーちゃん!」
すると、ガクガクと震えていた頭を俺の方に向いて瞳孔が開いていた瞳を俺に向けた。
「聞こえてるの?」
そう思った瞬間、みゃーちゃんはガクッと崩れ落ちた。
「みゃーちゃん?…。みゃーちゃん!?」
俺の声に反応せず、身動きしなくなった。間も無くして病院に到着し、俺は泣きながらみゃーちゃんを抱き抱えて病院に入った。
「本当にさっきまで頑張ってたんです。いま、車のなかで息を引き取って…」
先生は俺の言葉を聞いて返答する。
「もう、心臓止まってます。亡くなってますね。」
俺はその場で泣き崩れた。走馬灯のようにみゃーちゃんとの思い出がリフレインしてくる。
初めて家に来た日のこと。いつも俺の膝の上に乗って、喉を鳴らしながら喜んで、振り返って俺にキスをしてくれたこと。寝室に行くと、喜びながら後をついて一緒に寝たこと。
5匹いる猫のうち、一番俺に懐いていて、俺が寂しい時、悩んでるときには必ず俺の傍に来て慰めてくれてた。
あまり泣かず、わがままも粗相もせず、本当におとなしくて良い子だった。俺は声を出して病院内で泣いた。
自宅に連れて帰ってきて、親戚のおばさんが持ってきてくれた花を周りにちりばめて箱にいれた。
「このまま起きないかな?また俺の膝の上に乗ってくれないかな?振り返って俺にキスしてくれないかな?俺が死ぬ代わりに生き返ってくれないかな?」
そう話しながら俺はずっと泣いている。あふれでる涙を押さえることが出来ずにいる。こうしている今も。
俺はこれからずっと、みゃーちゃんの面影を抱きながら生きていく。
予定では水曜日に火葬する。だから今夜はみゃーちゃんと一緒に寝てあげるんだ。
ありがとうって言いながら。
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