11月15日

2023年11月16日(木) 137 / 2

自分の部屋に居れば、2階への階段をおもちゃを咥えながら登ってきそうな気がしてしょうがない

軽くなった布団も、おもちゃも今は見るのが少し辛い

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今日も仕事に行かなくてはならない

いつもの日課、道路を見ること
やはり出るため息

目を配らせながら走る
「今日もなし…」

無いと言うことはどこかで生きているのか、はたまた片付けられてしまっているのか

後者ではないといいな、と思いながら仕事へ行った

仕事が始まり1時間過ぎた頃
携帯に着信が入る

こそっと見れば携帯番号…
もしかしたらあずが掛かった電話かもしれない

そうだとしたら今すぐ出たい
けれど前回、携帯所持で怒られたから
今回はちょっと我慢…

仕事中気が気じゃない
やっと会えるかもしれない、嬉しすぎる

そんな期待を胸にやっと来た午前中の休み時間
掛かってきた電話を折り返す

どうやら電話を掛けてけれたのは、捕獲器を置かせて貰っている住民の方からだった

「猫かかってるんだけど」

きた！！

「違う猫なんだよね」

…え

「どうしたらいいか分からなくて、そのままにしちゃうけど大丈夫？」
「…あ、はい」

違う猫？ここら辺には野良猫はいないって話じゃなかった？
…誰か置いてった？
にしても、寒い中捕獲器にかかったままには出来ないので午前中で返してもらった

帰ってきて、捕獲器の猫と対面

「こんにちは」と言えば「ｱｳｱｳｱー」と無く猫
返してくれてるのだろうか

「君どこから来たの？」「ｱｳｱｳｰ」
「お腹すいて掛かっちゃったの？」「ｱｳﾞｳﾞー｣

しばらくそんな会話をし、おやつをあげて離してあげた

凄いスピード。チョロQみたいだった

「達者でな、おもち」

何となく情が湧いてしまった

けれど、あの子がいたからあずがかからなかったのかもしれない

捕獲器を洗いながら、またあのおもちがかからないようにと願った

君が居なくなって8日
ちゃんと雨風凌げるところにいるかな？
ご飯食べてる？
飼い主は君が心配で食べられない日が未だにあるよ

暖かいところで、兄猫も妹猫も待ってるよ

8 ぺったん