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3月はじめに里親さんの元に行った子猫が一週間たったころ、急に息が荒くなりました。
夕方に動物病院にいき、レントゲンをしたところ肺炎の疑い。抗生剤のみの注射で帰宅することなりました。
里親さんが様子を随時知らせてくれていたので、翌日の昼、動画からあきらかに呼吸に悪化がみられ、夕方の予約の時間を待たずに病院にかかるようお願いしました。
悪化はないので出来る処置はないと、血液検査もされずに明日の同じ時間ころに来るようにと帰されました。
肺炎の急激な悪化で亡くしたことのある私は、かなり肺炎については神経質になっていたかもしれませんが、様子見で助けられない状態になることは避けたい気持ちでした。
しかし里親さんに病院を変えて欲しいと進言するのはなかなか言い出しにくく、でも言おうと決意したところ、里親さんが私の焦りを察してくださり、病院を変えて救急で受診してくださりました。
詳しく検査したところ入院となり、しかし抗生剤が効いてないとは言えず、追加の抗生剤はせずにICU管理となりましたが、獣医師の病状の説明、選択肢の提示、治療の方針、熱意など、的確な先生であったため、全てお任せするしかないと里親さんと納得して先生にお任せしました。
翌日には一旦改善が見られたので安心したのですが…
夕方になり再度悪化し、夜には生死にかかわる急激な悪化となり、抗生剤追加、ステロイドの投与等、夜間病院に泊まり込み治療してくださり、翌朝には改善が見られたとのこと。
獣医師のお話では、抗生剤への反応が鈍いこと、悪化した日に自宅で使っていた猫砂を酸素室に入れてから悪化しステロイドが劇的に効いたことなどから、細菌感染からではなく猫砂の粉塵からの肺炎ではないかとの見立てとなりました。
獣医師の間で近頃、猫砂が問題に上がることがあるとのお話でした。
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早い段階で里親さんが酸素室をレンタルして下さっていたので、早い退院となりました。
里親さんは退院までに猫砂の残りがないよう徹底的に掃除してくださり、帰宅してからどんどん元気に。
猫砂は鉱物のものでした。
子猫はトイレシートできちんと済まし、眠くなると自分で酸素室に入っていく、とても賢い子。
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今回、無事にすみましたが、新しい土地での救急の際の病院選びはかなり難しいなと思いました。
実際、自分は保護した猫を病院にかける際に、病状によって病院を変えています。この程度の風邪ならここ、目ならここ、重篤になる心配があればここと。
相性もあることでしょう。
運良くこちらの望む治療を親身に提示してくれる先生に会えたのはラッキーでした。
また、子猫がきて一週間、もう家族だからと最善の治療を求めてくださった里親さんに感謝しかありません。
子猫のラテ君、今は寝てる時しか静止画が撮れないほど、飛び回って遊んでいます。
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