吐き出させてください。

2024年7月7日(日) 277 / 3

先日私の不注意で猫を逃がしてしまいました。
その日から捜索し、新聞配達の方から情報を受け、次の日からは日の出前くらいから捜索しています。
近隣には狐が多く、住宅地はアスファルトだらけでこの暑さでとても心配でしたが、人懐っこい性格と田舎なので道路の見通しもよく、連日情報をいただいていたのですぐ見つけられるはずと続けていましたが、一昨日獣の毟ったような毛が散乱している場所がありました。
家の猫はキツネと同じような色をしていて、家の猫の毛なのかキツネの毛なのかわからず、獣医さんに聞いてみたところ断定はできないが猫の毛っぽいと言われました。

あるのは毛だけ、もしかすると逃げてどこかに隠れているかもしれないと思う気持ちと、最終目撃情報と毛が見つかった場所が近いこと、この数日ぱったりと目撃情報が途絶えていたこと、元野良猫で片目が無くもう片方も半分は見えておらず、本来の攻撃手段である歯は奥歯などほとんど無く、爪も逃げた数時間前に切ったばかり。そんな猫が野生のキツネに勝てるかと言われれば可能性はものすごく低いと思ってしまい、状況だけでいうなら捕食されてしまったという方が確率は高いのだろうなと。
それでも帰ってきてほしいので、まだ生きていると怪我はしたかもしれないが逃げていると、捜していますが、名前を呼んで回りながらも頭の中で巡るのはキツネと奮闘している猫の姿で、涙が出てしまい名前を上手く呼べなくなって何度も家に帰ってきてしまいます。

諦めないなら捜せばいい、諦めるなら諦めろという話しでしかないのですが、まだ生きているという気持ちと、捕食されてしまったと考えてしまう頭でおかしくなりそうです。

28 ぺったん