
床でのったり寝転ぶ七七保。
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10年前、7月7日。
早朝、台所に居たら、仔猫のギャン鳴きの声が聞こえる。
前の夜遅く、やはり仔猫の声が聞こえたように思って、玄関の外へ見に行ったけど、何もなかった。
うちへ連れてこられて1ヶ月半、慣れなくて押し入れにこもってビクビクしてるハチ君が、お茶の間まで出てきてウロウロするので変やなあと思ったんやけど、「そろそろハチ君、うちに慣れてきたんちゃう?」とかお気楽に考えたりして。
でもやっぱり、居たんや、猫…。ハチ君には気配がわかってたんやね。
うちの玄関出てすぐの、溝の中に居た。目が合ったら、威嚇された。
ええぇ~こんなんどうしたらええねん~と思ったけど、通学路で小学生が通るので、傘ででもこつかれたら、溝の下の川に落ちたら、見えてても助けられへん…とか頭の中グルグル回って、結局軍手とゴム手をはめて、エイッと掴み上げた。…掴んだら、割とおとなしかった。
後でわかったことですけど、左足2か所骨折してた。

その時の写真。ガリガリの、ちっちゃい仔。
その後病院通いが続いて大変やったけど。
骨折したところに膿がたまって腫れあがって、「死ぬかもしれないね」と獣医(ポンコツ!)に言われて。
骨折した足は少し小さく、うまく曲がりませんが、優しいハチお兄ちゃんに見守られて、すくすく育ちました。
「七七保」という名前は、7月7日に保護したから。
憶えてる?

「え~?ニャにがぁ~?」
憶えてへんか。

「ちぇやち、ニャにがぁ~?」
ハチ君に聞いてみ。

「ハチお兄ちゃん、憶えてる?」
「え~?ニャにがぁ~?」
アンタも憶えてへんのんかい。
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