先日11歳と、すっかりシニアなレプン姐さんたちは、
毎年1回、誕生月に、何はなくとも健康診断を受けることにしている。
んで、姐さんをキャリーに詰め込んで
病院のロビーで待つ。
待ってると、近くの人が声をかけてくることがある。
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今回は隣の夫婦の奥さんが「カワイイ猫ちゃんですね」と。
『いえ、狸です』とは、口が裂けても言えない。
それは姐さんと私のヒミツである。
「ありがとうございます」などと、
知らない人と話をするのが苦手な私は、それとなくいなそうとする。
奥さんは続けて「男の子ですか?」と。
「あ、こう見えてもジョシなんです」と苦笑しつつ返答。
まぁ、奥さんの気持ちは分かる。
姉さんは一般的なジョシ猫に比べ、デカいうえに、目つきが鋭いからだ。
だから初見では、医者にすら間違えられる。
…まぁ、狸だからなと、私は勝手に納得して済ませているが。
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ケチのつけはじめは、不妊手術の補助申請の時からだ。
補助申請の抽選に当たったのは良かったが、
その当選ハガキには「レプンちゃん♂」と書いてあった(笑)
閑話休題。
30分以上も待って、診察室へ通される。
一通り触診と採血が終わり、先生が席を外した際に、
看護師さんと話をした。
「先日11歳になったので、定期健康診断なんです」
「へぇ、意外とおじいちゃんなんですね」
「…」
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反論はしなかったが、プロですら騙す姐さんは流石だなと、
何だか感心してしまった。
ただ姐さんは、割合ご立腹だったようで、
帰りの車の中では「一言も発しない」(笑)
その様子が可愛くて、私は一人でずっと話しかけてた。
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帰って、スナック状のおやつをあげたら、
手のひらに少し噛みついてから食べた。
まさかホントに怒ってたのかな(笑)
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