週末、あの季節外れの暑い日に運動会がありました。
小さい頃から問題児扱いだった ちぃ兄は、
4年生から三年連続で応援団に立候補し、
今年は団長さんになりました。
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開会式前に「ちぃ兄ーTシャツ前後ろ逆に着てるよ!」と叫んだけど。彼らしくて、それで緊張感がとけたみたい。
立派に選手宣誓、寝てても長ゼリフを呟いていた応援合戦も、初めて1位になった徒競走、全員リレーはアンカー前に1位になってバトンを渡すことができました。
我が子ながらアッパレ!
私にとっても小学校最後の運動会だったからいい思い出になりました。
感動して泣いた?
それが…あまりにも感情移入しすぎて自分も赤組になってる気分で、競馬場のオヤジみたいに応援しちゃってて。
泣くひまなかった(笑)
たぶん卒業式、6年1組出席番号1番なので。
その時に泣くのかな、それともまた彼のことだから登壇前に階段でコケるとか何かやってくれるかな💧
一方、一足先にマイコった おぉ兄はさっさと熱も下がり。
体調絶不調のちぃ兄を寝かさないので(きょうだいアルアル)
「はい、外行きまーす。寝てばっかじゃ退屈だし、グッスリねられないもんね!」←母ちゃん的めちゃくちゃ理論
なので。ソラマチ、行ってきました🚲️
ソラマチに用事があったんです。滞在時間15分くらいかな。日没早いから長居は無用⌚
…うん、次の週運動会の振替休日があるから。次はお台場🚲️行く予行演習だし。
そして。運動会の翌日、おぉ兄と荒川サイクリングロードをお台場へ🚲️🚲️
普段あまりしゃべらない おぉ兄ですが、自転車だと楽しそうにいろいろ話します。
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「見て、あのガードレール。怖くない?」とか
「うわ、魚だ!」とか面白発見をしたり。
突然「ママ、待って!」と猫を見つけるたびに止まったり。
荒川の河川敷。
少年野球チームが練習試合をしたり、ドッグランで犬が駆け回ったり。
その横を延々自転車で走るわけですが。
…読みながら自転車に乗って走ってる気分で読んでください。
「ねぇ野球やりたいとか思わなかったの?」
「ううん、全然」
「ウチがキャッチボールするならボール取りに行ってくれるワンコがいないとだもんねー」
「いたじゃん、ワンコみたいなにゃんこ」
「あ、むぅちゃん?」
「むぅちゃん、納豆とか海苔とかイチゴのへたとか。猫じゃないみたいな猫だったよね」
「あー、むぅちゃん。かわいかったよねぇ。むぅのお鼻はあのコスモスの花みたいなピンク色だったよね」
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「そう、何回も(毛玉)ボール投げると持ってきてくれて。興奮するとだんだん鼻の色が濃くなるんだよね」
「この前ね、初めて気づいたの。今さらなんだけど。会社に行くときにビーグル犬連れてる人いてね。
ママ、昔ビーグル犬のベッキーっていうコと暮らしてた話知ってるよね。
ベッキーって、鼻を中心にして、こう左右非対称に口のところが白くなってたのよ」
「むぅちゃんもそうじゃん」
「そうなのよ。そのこと、急に思い出して。
もしかして、むぅちゃんってベッキーの生まれ変わりだったりしてって。
だってね。
むぅちゃんと初めて会ったときね。
お部屋に入ってすぐに迷わずトコトコって歩いてきて、私のお膝にちょこんって。
『キミ、ウチのコになってくれるの?』って。
ベッキーとは悲しいお別れしちゃって。
ホントに急で、ばぁば一人に看取らせちゃったの。
ずっと後悔していたから、生まれ変わってもう一度私のそばに来てくれたのかもしれないなって。
だからむぅは最後の最後まで一緒に過ごして、思い出たくさん遺してくれたのかもしれない。」
「むぅちゃん火葬に行った帰り、McDonald'sのチーズバーガー、泣きながら食べたなぁ。
ちゃあくんは?ちゃあくんは誰の生まれ変わり??」
「トムちゃんかなぁ。ママが最初に暮らした猫ちゃん。ベッキーが育てたの。ちゃあくんと同じキジトラでクルンと巻いた鍵しっぽだったんだ。
だけどちゃあくんみたいにでっかくはなかったし。
トムちゃんはママがちゃんと看取ったし。
ちゃあくんはトムちゃんとは違う気がするんだよなぁ。
あとはっちゃんっていうコがいたんだけど。
そう、この青空みたいに澄んだ綺麗な青い目をしたコでね。
最期のとき『これで自由だぁーーーーー』って魂が空に飛んでいくのが見えた気がするの。だからはっちゃんはもう戻ってこない気がするの」
「てんてんは?」
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「もしかすると、ばぁばかもね~(笑)
孫と一緒に過ごしたくて、だからばぁばのオウチのお庭から現れたのかもね!」
「ママのお姉ちゃんってことは?」
「うーん、ママ、お姉ちゃんの話は聞いただけで生まれる前のことだしわからないなぁ~」
「『おばさん』だよね?俺たちの。会ってみたかったなぁ~。ママと似てたのかなぁ」
「似てないんじゃない?きっと(笑)
こーんな、自転車でスカイツリーだのお台場だの行こうなんていう人いないでしょ」
「だよねー🤣」
そんな話をしながら目的地に到着。
「ねぇ母ちゃん、スカイツリーどこ行った?」
「(黙って指差して)ほれ上、上!」
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「母ちゃん。お台場ってフジテレビあるんじゃなかったっけ?」
「(黙って指差して)あれ」
灯台もと暗し。
大きいものは近すぎると見えなくなる。
明日はむぅの命日。
あれからもう5年経つのか…
あっという間?
いやそれなりに毎日大変だったよ。
辛い日もあるけど
それなりに毎日楽しくやってるよ。
会いたい気持ちが、
誰かに重ねて想像してみるけれど。
似ているような気がする誰かは
本当の会いたい誰かでもなく
『唯一無二』なのだ。
「ねぇ。おぉ兄は今住んでる街、好き?地元愛とかあるの?」
「特にない。てか、名産も特産もなけりゃ名所も観光地も何もないじゃん」
「ホント何もなくてつまらないよね(笑)お土産に困るもん。
けど、自然災害もないよね?地震あってもあんまり揺れないし」
「確かに!」
「何にもないってことがさ。本当はいちばん大事なことなのかもしれないよ。
何にもないっていう日々がさ、幸せってことなのかもしれない」
そんな話をしながら、
日没までの時間に追われて必死に自転車をこぐのでした。
「次はどこ行きたい?」
「ハロウィンまでにディズニーかなー」
「中、入らないよ」
「ボンボヤージュでいいです」
え。ハロウィンまでって今週末じゃない?(平日は仕事&学校なので)
…毎週末はさすがにちょっとキツいなぁ~💦
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