生き物

2010年3月25日(木) 2010-03-25T23:07:48+09:00 480 / 2

直接、ネコちゃんの話ではなくてごめんなさい。

青空文庫、青空子猫ちゃんで時代小説『大菩薩峠』、中里介山、ファイル数４１中１７ファイルまで読んでいる途中ですが、1匹のワンちゃんと言っては失礼な程、興味深いイヌが登場します。名前は『ムク』といい大型犬で毛色は黒です。愚かな人間よりも充分賢いイヌです。きっと機会あったら読んでほしいなと思います。絶対に『ムク』と言うイヌが大好きになりますよ。
小説を読んでいるうちに『中里介山』って検索したところ、『大菩薩峠』を完結する前にお亡くなりになったとのことです。作者自身、この小説に関して世界最長の長編作品を作成する意気込みでいたらしいのですが、まことに残念な事です。あと数十ファイル読むことになるのですが、未完の最終４１ファイル目を読んで、読者として想像を深めたいと考えています。

ネットで動物実験に関して、否かどうか訴えるページがありました。まだ自分には咀嚼できていないので明言は避けさせて頂きますが、いずれにせよ人間の命のために、あるいは医学者の論文作成上の資料として（人の命の前に。。単なる学術として）命が使われているようです。
自分の経験として、実験施設は幾つか建造に携わった事があります。一物件は関東の山奥のなかで建造した訳ですが、敷地が広いだけあって動物舎が幾つもあります。イヌ、ネコ、マウス、豚、牛・・・実験動物は業者の手に寄って運ばれてくるのですが、『新人』は悲しい鳴き声で、『古株』はなかば諦めて鳴くこともしません。敷地内に慰霊碑はあるのですが、本当に慰霊しているのか分からない。。かたちだけの慰霊碑です。
研究者として、そこらへんは『わりきり』するしかないのかも知れません。大変な仕事だと思います。
都内でも、実験施設は存在します。小動物ですが、頭を抉られセンサーが組み込まれています。個体差があると正確なデーターが取れないため、比較的個体差が出にくいマウスが使われています。一個体を殺すことによって、損害は数百万円になることもあるので、施設を慎重に建造しました。
都内で業者が実験動物を運んでくるのは、もちろん早朝です。みな『新人』なので、悲しく泣き叫んでいます。徹夜作業の自分に取っては、凄く重い鳴き声に聞こえました。

一度、大学病院の研究施設前に、朝早く行って見ると、異様な光景に出くわせますよ。特に薬科は・・
まるで教授にたいして、最敬礼でお出向かいです。とりつきたいんですよ。馬鹿な教授に。
立派な教授もいらして、そんなのは相手にしません。馬鹿が付くほど『研究馬鹿』な教授です。純粋に研究しているのだろうけど・・・・・はたしてどうかと・・・・努力が人間と問わず『命』のために役だってほしいですね。。。。

はなしが、惚けてきましたのでやめます。。
では、命を大切に。。。。。。