
この写真は2週間くらい前に撮ったものです。
ビスコは布団の外にいるときは、このように、うににくっついて寝ていることが多いです。
傍目には微笑ましくて、かわいいなぁと純粋に思うのですが、ビスコは意味があってこうやってうににくっついていたことを、今日知りました。(いま夜中なので日付変わってますが、今日とします)
タイトル通り、ビスコは入院しました。(もう何度目でしょうか…)
おとといの日記で、ビスコは元気そうだと感じられた方、ごめんなさい…
今日は健診の日でした。
病院からはいつも2週間分の腎臓の薬や抗生剤をもらっていて、その都度健康チェックをしてもらっています。
前回ビスコの体重は3.2kg。
今回は3.0kgでした。
調子のいいときは4kgを超えていた体重が、いまは最悪だった頃の2.8kgに近い体重になってしまっています。
猫の体重って100gの差でも大きなものです。
わたしの体調不良もあって、ビスコに十分な栄養を与えられていなかったのも、体重減少の一因だと思っています。
2週間で200gの体重減少を受けて、先生はビスコの血液検査を提案してくれました。
そしてその結果、腎臓の値がかなり悪化していることが分かりました。最悪なときに比べればまだ少しマシですが…
また、脱水症状もありました。貧血の具合は以前より良くなっていたことだけ、少しほっとしましたが、全体を見れば悪くなっています。
ビスコの体温も低く、36.6度~37度でした。

ビスコがやたらと布団に入りたがったのも、うににくっついて寝たがったのも、体の奥から滲む寒さから来ていたんだと、ビスコの体温を見てハッと気づきました。
ただ寒がっていたわけじゃなく、腎臓の機能低下から来ているものだったんだと思うと、なぜもっと早く気づいて、病院に行かなかったのかと、自責の念で先生の前でわたしはボロボロと泣いてしまいました…
ビスコは火曜まで、点滴を受けることになりました。
点滴の効果が出てくれれば、退院して経過観察。効果がなく、今と同じようなら入院継続となるようです。
ビスコは、夜中から朝方にかけて、階段を上り下りしたり、ドライフードをよく食べたりと、健康なときと変わらない行動もしていました。
日中から夜の間は、カンカンたちよりよく寝ていたんですが、それをわたしは、ビスコが単に寝たがっているだけと思っていました。
でもそれは、体調不良から来ていて、無駄な体力を使わないために寝ていたんだと気づき、自分の鈍感っぷりに後悔の気持ちばかりが沸いてきました。
ビスコの腎臓について、先生と長く話をし、投薬では腎臓を維持するというより、機能低下を遅らせる程度の効果しかないことや、点滴をするくらいになると最早、延命措置に近いものになることなど、自分にとって覚悟を決めなきゃいけない段階が近づいてきていることが分かりました。
なぜ腎臓が悪くなったかということも、先生との話でなんとなく分かった気がします。
それは、度重なる手術での麻酔の使用や、喉からカテーテルを差していた時期のビスコの体調不良など、色々な素因が混ざり合った結果のようなのです。
先天的に腎臓が悪かったわけではないらしいんですが、これまでビスコが受けてきた様々なことに対して、腎臓の耐久力に限界が来た、ということなんだと思います。
口蓋裂を治すことが先生たちにとっても、ビスコにとっても最も重要なことでした。
けど、口蓋裂が治った代償が腎不全とは…ビスコに与えられた試練は口蓋裂だけじゃ足りないというんでしょうか?

火曜までの点滴で、ビスコが回復しても、いずれまた調子を落とすときが来ます。
そのたびに点滴をしても、少しずつ腎臓は悪くなっていきます。
家庭での皮下輸液も可能ですが、今後どこまでわたしがケアしきれるのか、不安もあります。
先生は、夏に生まれる予定の赤ちゃんのことを一番大事にして、できる範囲でやりましょう、と声をかけてくれました。
子どもももちろん大事だとは思うけど、わたしにとって猫たちは、わたしの人生を共に生きて来てくれた大切な宝物だと思っています。
だから、できるだけのことはしてやりたい。。。
いつもいつも、ビスコに最善のことをしてやれていなくて、悲しみと後悔で涙が出てきますが、なんとか前向きに頑張っていこうと思います。
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