
手前がミミですが、メスなのに、顔は男顔でいつも「いつもどうしてそんな怖い顔して見るの?」なんて言うことがありました。
何をするのもミミが最初、ゲージを開けたり、網戸を開けて外に飛び出したり、水道の蛇口から水を飲んだり、モモも見習ってするようになりました。暑くなると網戸にすることがあって、ミミが家を出てしまうことはしばしば有り、私がいつも怒られていました。でも、ミミは必ず2~3時間で帰って来るので、また、外に出してしまったと思っても、あまり心配しない私でした。
12月21日(土)夕方、私が買い物から帰宅した時に、私がミミから目を離した空きに私の足元を抜け外に出て行きました。その日ミミは帰って来ませんでした。事故にあったか、よほど遠くへでも行って帰って来れなくなったのかと翌日の日曜日には猫探偵もお願いし、交番にも届ました。

そして、月曜日の昼に警察官が家の猫ではないかと写真を持ってやって来ました。学生さんから110番に連絡があったとか…。優しい方が通りかかり、ミミを預かってくれていました。片目は赤く、顔には血もついていました。体は冷たくなっていました。キャリーバックを借りて、時間外の診察を予約し、急いで病院に連れて行きました。
体は大丈夫でしたが、顎は骨折、体温33℃で入院となりました。
病院で診てもらえることに一安心して、亡くなるとは思いもしませんでした。
翌朝、「夜の回診の時には亡くなっていた。」という電話が入りました。
モモをバックの中で死なせて閉まった後悔があって、ミミは抱いて帰ろうと、バスタオルを持って行きました。
ミミは体を綺麗にしてもらって、寝ていました。
ミミを抱いて家に帰るとタオルには少し血が付いていました。ごめんね。痛い思いさせて…。
帰宅すると、いつも洗濯を干している時に待っていた窓際にミミを寝かせ、「寒かったね。洗濯物干す間、日向ぼっこして待っててね。」終わると仏間に寝かせ花を買いに行きました。帰宅すると、ミミのタオルのしたに家族が保冷剤を入れてありました。私は思わず、これ以上寒い思いはさせたくないと、体から保冷剤を離して置きました。
ミミは痛みと寒さに耐え、頑張って家が見える通りまで歩いて出てきました。
ミミが力尽きてうずくまっていた場所から家まではわずかな距離で、ベランダからも見えました。
こんな近くに居たミミをこんなに頑張ったミミを助けてあげられなかったことが辛かった。
モモが亡くなってから、ミミとの距離が近くなり、夜も一緒に寝るようになりました。朝には私の側にはいないのですが…。最後の夜に珍しいことがありました。猫は人の匂いを嗅ぎますが、人をなめることはしないのに、その夜は布団の中で顔を寄せ、私の匂いを嗅ぎ、私の顔をなめました。思わず「今日はどうしたの?私の顔美味しい匂いがついていた?」でした。今思うと、これがお別れの伏線だったのかな?ミミのおわかれのキス…。
3階のベランダに上がると涙、自転車に乗っていて、寒いと思うとミミが耐えた寒さを思って涙、私の所為でごめんね。ミミはモモの分までもっと長生きするはずだったのに、あんなに元気だったのに…。

昨年のクリスマスはミミが生きて帰って来てくれた事が最高のプレゼントだったと思ってます。生きて帰ってきてくれてありがとう!ミミは本当によく頑張りました。ミミ聞こえてる。毎日言ってるよ。「ミミ、モモさあ寝るよ!」
モモが亡くなったのが10月16日、そして、ミミが12月24日、最後まで、仲良し姉妹でした。