享年8ヶ月。
あと10年、長ければ20年一緒にいられるかな〜なんて思っていたのが嘘のような、あまりにも早いお別れでした。
2月のとある日、その日は少し食欲がなく、1日中ほぼ寝ていました。
ですが、おもちゃで遊んだり、呼びかけたら反応したりと目に見えて様子がおかしいという訳でもなく…少し様子を見てみようと思い、病院には連れて行きませんでした。
翌日の朝、いつもなら出勤する私や夫の周りをウロウロするのに、同じ場所でじっと座ったままほぼ動かず…ですがご飯はいつも通り食べていたし、うんちやおしっこも変わりない様子だったので、そのまま出勤しました。
ですが、何となく嫌な予感が拭えず、仕事のお昼休憩時に様子を見に帰宅。
ドアを開けてもお迎えがなく、姿を探すとトイレの前にうずくまり、明らかにおかしい様子でした。
目の瞬膜が半分出ており、ほぼ白目のような状態で、呼吸が荒く歩行もふらついておりこれはすぐに病院に連れて行かなければと急いで会社に連絡をし、早退をさせてもらって病院に連れて行きました。
血液検査の結果、エバンス症候群という病気だと診断されそのまま入院となりました。
先生から色々説明は受けたものの、あまりにもショックでその時の会話内容をはっきり覚えておらず、帰宅してから自分で色々と調べたらとても難しい病気だということが分かりました。
翌日、夫と一緒に面会に行くとぐったりとしていましたが、呼びかけると視線をこちらに向け、しっぽをパタパタして反応を返してくれました。
今思えばあれは「連れて帰って」の合図だったのかもしれません。
先生には「今晩か明日には亡くなるかもしれない」「お家に連れて帰られますか?」と言われましたが、かなりの酸欠状態、しかもその日はとても寒い日だったので過ごしやすい環境が整っている病院にいてもらおうと、夫と話し合い決めました。
翌日、夕方頃に病院から亡くなったとの連絡がありました。
病院に連れて行き入院となった時点で覚悟は決めていましたが、やはりショックは大きく、それから思い浮かぶのは後悔とタラレバの嵐。
もっと早く病院に連れて行ってあげれば…最後は慣れた我が家に連れて帰ってあげれば…等々、彼への申し訳ない気持ちや自分を責める気持ちでいっぱいでした。
様子がおかしいと思った日から亡くなるまで4日しか経っておらず、しばらくは現実感がありませんでしたが、四十九日を終え最近やっとティポの写真や動画を、撮った時の可愛い!愛おしいという同じ気持ちで見られるようになりました。
我が家にやってきた初日から夫の腕枕で寝たりと人懐っこく甘えん坊。
ケージから飛び降りて着地を失敗して骨折したものの、ギプスを引きずりながら元気いっぱいに走り回るヤンチャ坊主。
家に帰ると毎日お出迎えをしてくれ、名前を呼ぶと駆け寄って来てくれ、突拍子もない行動に驚かされ、笑わせられ、本当に愛おしい存在でした。
虹の橋を渡った先で、ティポが幸せに過ごしてくれていることを心から願います。




