ここ数日、日中の暑さが増してきていて、妊娠中ののぼせもあって、余計にバテ気味です。
先週の健診で、切迫早産気味ということで、自宅でできるだけ安静に、と指示が出ました。
一時はおなかが張りまくって本当に大変だったんですが、今はなんとか落ち着いています。けど、ベッドでひたすら横になってるのもつらいものです。
同じ体勢でいると骨盤がきしむように痛んでくるし、猫たちはくっついて寝ようとするし(暑い!)、かといって何かしようとすると立ちくらみがしたり動悸がしたりして、ほとんど何もできていません。
けど、そんな中でもわたしの調子がいい時を狙って、ビスコを病院に連れて行き、皮下輸液を続けてきました。
ビスコの調子を見て、週に3度の輸液を2度に、そして週1でも体調を維持してこれたように思えたんですが…4日前から2度、大量に嘔吐、そして下痢があり、緊急で輸液や注射をしてもらったんですが、1日様子を見たあとも調子は上がらず、今日、入院となりました。
今日の診察時、ビスコの体温は37.4度。
肉球も耳もほとんど温かみがなく、代謝が悪くなったときに現れる全身のフケの量も多くなっていました。
また、ビスコは調子が悪くなってからというもの、口をうまく閉じられなくなってしまい、舌が出たままでヨダレも多くなりました。
先週までは、輸液を受けるととても体調が良くなるようで、元気だったビスコですが、ここ数日の暑さも影響したのか、あっという間にぐったりとしてしまいました。
ビスコの不調を見てから、自分なりに考えてウェットの腎臓サポートを裏ごしして、お湯でゆるくし、飲みやすい状態でシリンジで与えたりしたんですが、経口での水分補給は輸液には勝らないし、あまりいい効果は得られませんでした。
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病院まで車で15分と、移動自体はとても楽にはなったものの、わたしの体調も万全ではなく、ビスコを連れて行くのが大変になってきていました。
金銭面でもギリギリ以上にビスコに費やしてきたため、自分の切迫早産による入院でお金がかかるのを回避するのにとても神経を使いました。
そこで今日、これ以上ビスコをみていくことがわたしにとってとても難しいと、先生にありのままを伝えました。
以前からビスコとわたしの妊娠出産のことは先生に伝えてあったのもあり、先生はそれを受け入れて下さり、今日からビスコは病院で過ごすことになりました。
涙が止まりませんでした…
先生曰く、ビスコのこの状態では、持って数日かもしれないそうです。。。
ビスコが病院で治療を受け、もしかしたら良くなるかもしれないけど、5月から始めた輸液治療が1ヶ月ちょっと経ったいま、うまく波に乗らないことを考えると、夏を越えるのは難しいかもしれません。
どうなるにせよ、ビスコには穏やかに過ごしてほしい。
病院ならわたしの部屋にいるよりずっと快適に過ごせるはずです。
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もう一つ、わたしにはショックなことがありました。
母に、ビスコを殺してしまえ、と遠まわしに言われました。
母は猫と一緒に暮らしていますが、猫を嫌いだと言っています。本心かは分かりません。
わたしの猫に対する接し方や考え方も、(母曰く)過剰過ぎて理解できないらしいです。
わたしはただ、わたしが出会った猫たちに対して、責任を持って接しているだけなんだけど…
妊娠も出産も産後も、自分が大変になるのは分かっているけど、それとビスコを天秤にかけることなんて、みじんも考えたことがありませんでした。
わたしのことを思って発した言葉なのかもしれないけど、だからといって、いま一生懸命生きている命を殺してしまえ、なんて、どうしたら言えるんでしょう。
その時わたしは何も返事はしませんでした。
ただただ悲しかったです。
身内ほど残酷なのかもしれません。
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暗い話になってしまいました。
ビスコのこと、しばらくはわたしの手を離れて病院暮らしです。
万が一のことがあることも覚悟しています。
何回も何回も入院と退院を繰り返してきて、今回がこれで最後のような気もしています。
奇跡は起こらなくてもいい、ビスコにはビスコが生まれてこれまで幸せだったと思える日々を過ごしてほしい、それだけです。
ところで、6月19日から、マイケル・ジャクソンの映画・THIS IS ITが再上映されるそうです。
悲しい気分を変えるために観に行きたいような…
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