優しくって、忍耐強く接してくれそうな人々だったよぉ!
よかったぁぁぁぁ~!!!
4匹とも、生まれたその日に保護して、生後1日目から人工飼育で育てた子猫らだもの。
こちらを信頼しまくってて、兄弟4匹みんな一緒に、元気いっぱい、ぬくぬくで育った子らだもの。
一生、飢えや不安なんか経験して欲しくない。
この先も、愛情をいっぱいもらって育って欲しい。
どうしても、どうしても、愛情をたっぷり注いでくれる里親さんにもらって欲しかった。
いっぱい、いっぱい可愛がってね。もう、あの子らが「うっとうしいよ~」って逃げ出すくらい。
愛情を注げば注ぐだけ、いっぱいにして返してくれる子らだから。
人間の手が大好きな子らだから。
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今日の午前中に1匹、メスの黒い子猫を引き渡したときのこと。
私はもう、里親さんが優しげなご家族で大満足。
だってこの一ヶ月というもの、里親さんが見つかるか、心配で心配で。
あちこちの里親探しサイトに登録しまくり。
‥‥‥ところがうちの旦那は。
子猫を里親さんに引き渡して、彼らと別れたあとのこと。
「行っちゃったよ~」
と、いきなり号泣。びっくり。
「ごめんなぁ~」(私にではなくて、子猫に)
と言って、目を真っ赤にして泣いた。
いわく、「あいつはこっちを信頼してるのに、他人の手に引き渡してその信頼を裏切った」、みたいに感じたらしい。
そりゃあね。
黒い子は怯えまくってフーフーいってたし。あいつ、小心者だから。
4匹とも全員、飼ってやれればいいんだけど。さすがにそれは、経済的にも空間的にも無理。2匹が限界。
だからこそ私は必死で里親さんを探したんだけど。
子猫の保育をしていたのは私で、彼はもっぱら遊んでやっていただけ。それもたま~に。
子猫らに、めいっぱい愛情を注いだのは私。
一生懸命、里親さん探しをしていたのも私。
‥‥‥なのに、な~んで彼が泣くわけ?
な~んか納得いかないなぁ‥‥‥。
午後にはもう1匹、ブチの子を里親さんに引渡し。
そのときには旦那は、
「おれはもう嫌だ。同席しない」
と言って、引渡しには立ち会わなかった。
いいけどね、べつに‥‥‥。
夕方、黒い子の里親さんから電話が来た。
なに、やっぱり引き取れないって?
無理って?
と、とっさに思ってパニックしたが、「すっかり落ち着きました~」というご報告電話だった。
ミルクをもらって、たちまち里親さんに馴染んだらしい。
それを聞いた旦那は、
「‥‥‥うん、あいつ、食い意地はってるからな。食い物をくれる人は、みんな良い人なんだよな」
と、ちょっと安心したような、気落ちしたような様子で言った。
笑っちゃ悪い。悪いが、‥‥‥笑える。
ちなみに、ブチの子は里親さんに引き渡されても落ち着いたもので。嫌がりもせず、泣き声ひとつあげなかったな。
事態を理解してなかったのかも。
ま、いいか。
っていうか、こんなこと書いてたら、私まで泣けてきた‥‥‥。
今ごろ、どうしてるかなぁ。
あの子らの首に監視カメラでも装着して、里親さんらとどんなふうに馴染んでるか、眺めてみたい‥‥‥。
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