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今日も沖縄の空は澄み切った青空だ。
台風4号はそこそこ暴れまくって過ぎ去り
再び夏の真っ盛り・・・。
一週間ほど前のこと、星空の輝く夜に出会った一匹のネコ。
そのネコはやせ細って今にも死にそうに苦しそうな様子だった。
時おり通り過ぎるスコールに濡れてしまったのか・・・
その姿は痛々しいほどに可哀そうなものだった。
一目でそのネコは不治の病にかかっていると思った。
その命はそう長くない・・・そんな気もした。
濡れた体でうずくまるようにして何かに耐えるような感じ
お腹のあたりはぺっしゃんこでガリガリにやせ細り
輝いているはずのその瞳にはかげりさえ感じた。
あまりに可哀そうでたまらなくなり
日頃、外ネコにはあえてご飯を与えない私だったが
そのネコにはせめてもの栄養をと焼いたサーモン(塩無し)を
あげた。もしかしたら最後のご飯になるかもしれない・・・
・・・と感じながら。
ネコは何も言わず一生懸命サーモンを食べた。
食べれるだけ良かったと私は思った。
あれからそのネコの姿はにぎやかな街の景色から消えた。
今日も星空が美しい・・・でも、あのネコの姿は見えない。
お腹を満たして夜空の星になったのかもしれない・・・
私はそんな風に考えてひとつの思い出にした。
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