出会いは、子供が側溝に仔猫を見つけたと言って来ました。目は開いているものの目鼻はグチャグチャ、鳴き声もなくグッタリしていました。危ないと思いそのまま病院へ・・・先生も無理かも・・と言われ1週間ほど入院しました。200gしかありませんでしたが2ヶ月位と言われました。
退院後はスポイドでミルクを強制的に流し込み。カイロで保温を・・・
この時に「ねこねこ仔猫・・・」ができました。
ディアナと初対面

スクスクと成長しました。母代わりの猫を追い出すほどに・・・「育児はもうイヤ!!」と家出したのかな・・・
4歳の誕生日を迎えた頃から周りが騒がしくなりました。
9月に入退院を繰り返していた母が亡くなりました。疲れの為か葬儀後から激痛で私が動く事ができなくなりました。
10月、下の子の同窓生が事故に、皆の願いも虚しく意識が戻らずそのまま・・・
そして11月、姉から電話で「父が腸閉塞で入院、多分手術になる」と、目の前が真っ暗になりました。母の死の直後・忌事が続いている・全身麻酔が覚めずにそのまま・・・と思いました。
駆けつけたかったのですが、生憎我が家に風邪将軍がドッカと居座りベッドの中で手術日決定の電話をビクビクしながら待っていました。
そんな中アグルの異常に気が付きました。初めは私たちの風邪を移してしまい熱があるのかな?と簡単に思いました。が、どうも様子がおかしい病院へ・・・車が無い・・・
幸せなひととき

診断の時に先生が「普通は丸い腎臓がアグルのはギザギザになっています。先天性・発育不良・徐々に変化していったか不明ですが、4歳の若さを考えると・・・」と、説明されました。
入院してわずか5日退院しました。不思議な事に仲が良いノラニャンが家の前で待っていました。最後のお別れとしばしのアイコンタクトを・・・ 部屋に入り寒くないように膝にアグルを抱き北海道の姪(獣医の卵)にアグルの事をメールしていたら、姉から電話が「手術は無くなったよ、三分粥を食べている。」と、「身代わり」の文字が浮かび何も言えませんでした・・・・
翌朝3時半過ぎ息が「ハア、ハア」に変わり何度も何度も呼吸が止まりました、痙攣もしました。こんな小さな身体で、とても、とても苦しいのに生きようと頑張っているのです。5時40分頃二度と息を吹き返す事はありませんでした。
小さな動物や小さな小さな昆虫でも必死で生きようと頑張ります。命を粗末にするのは人間だけです。どうぞ自分を含め命を大切にして下さい。
ウッ!くるしい・・・

ごめんね、バカな飼い主で
ごめんね、病気に気づかなくて
ごめんね、子守をさせて
ごめんね、ごめんね、ごめんね
ありがとう、楽しかったよ
ありがとう、嬉しかったよ
ありがとう、一杯笑ったよ
ありがとう、幸せだったよ
ありがとう、父の命を
ありがとう、ありがとう、ありがとう、
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