猫履歴（２）初代サム－第一章－

2011年3月7日(月) 472 / 2

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初代の猫、サムは、１９９５年生まれ。
お母さんはチンチラ、お父さんは野良さんの
チンチラハーフの雄猫です。
性格はとても穏やかで優しく。賢い。
トイレもすぐに覚えるほどの賢い子でした。
子猫時代に、母と一緒にベランダに出たときに、
ベランダから一階まで転落してしまった事がありました。
その時、母は、寝ている父を起こし、
一緒に落ちたお宅へ、父親が上がらせてもらい、
サムを受け取ると、母は、ひったくるように
サムを受け取り、家に戻ってきました。
翌日、動物病院へ診察を受けさせに行きました。
結果、異常なしとの事を、三者面談の時に報告され、
私もホッと胸をなで下ろしました。
それからは、何事もなく穏やかに過ぎました。
２０００年正月２日の夜の事でした。
サムが隅っこでうずくまり、動こうとしないのです。
私や母には一切触らせず、唯一近寄らせたのは、
父親だけでした。様子がおかしいと思い、
地元の動物病院へ連絡を取ったモノの全滅。
1箇所連絡が取れたものの横柄な対応に家族共々
むっとしてしまいました。
母が「江南市に２４時間診療の動物病院があるよ」とのことで
私と父でタウンページを開き、探しました。
ヒットした、一件の動物病院、
そこが今後の猫たちのかかりつけとなる
動物病院でした。
そこへ連絡を取るものの、パニクってしまった私は、
早口になってしまったため、父が私から受話器を奪い、
事情を説明。すぐ連れてきて下さいとの事で
即、その病院へ。
免許取り立ての私が、車を走らせ、夜の三車線を走り、
迷いながらもその動物病院へ。
到着した途端、脚が震え、病院でトイレを借りました（笑）
診察が終わって、中に入ると、
サムの膀胱に砂がたまっており、あと一歩遅かったら、
亡くなっていたとの事、入院して、治療をする事になると。
先生から告げられました。その時に、
おやつや、人間が食べるものを与えてはいけないと
教えられました。
数日して、退院後、薬を飲ませ、療法食を食べ、
何事もない日々が続きました。

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