あの日から…

2011年5月17日(火) 2011-05-17T13:09:09+09:00 421 / 4

お久しぶりです
気がつけばもう５月ですね。早いものです。
最後にここにアクションを残したのは、日記のコメントのお返事を！と、あの３月１１日の地震の数十分ほど前。

少し余裕ができたので私事で恐縮ですがあの日の体験談をば…。

ここでのお返事も済んだし自室に戻って午後のコーヒータイムを。
と思ったのも束の間。
突き上げる揺れに瞬時にヤバイと判断し、ヒーターを止めコーヒーカップを片手に２階の自室から何もない階段の踊り場へ。
昔からなんとなく感覚で地震の規模や予知のようなこともできていたので前日から大きい地震が来るのではないかと姉と話していたのです。
けれど予想をはるかに上回る地震に立っていられなくなり、傍にあった柱につかまりその場にしゃがみました。

更に強くなる地震にもうカップを持っていても零れるだけなので床に起き、私の部屋から慌てて飛び起きたぴーちゃんを抱き締めました。
ぴーちゃんは強い地震があると台所のテーブルの下に隠れるのですが今行ったら確実に食器棚の下敷きになることはわかっていました。
なので必死に逃げようとするぴーちゃんを強制的に抱きしめ続けていました。
大きい地震は１分くらいが目安だとよく言われていましたのでそれを乗り切ればよいと思っていたのです。
ですが実際は違っていました。
ようやくおさまったと思った瞬間、更に強い揺れが襲ったのです。
家は軋み部屋の家具は動き出し、頭には自室の入口に置いてあったギターが倒れてきて直撃…ぐすん；；
「あいた～！」とギターを抑えていましたがそれでも地震はおさまらず…。
１階にいた父親が「大丈夫かーっ！！」と声をかけてくれたので安否も確認できました。
しかしこの場合１階の方が家が倒れた時に危険だと思い「外へ逃げてー！！」と何度も叫んでいました。

早く終われー！と何度思ったことでしょうか。
１分とはこんなに長いものか？？と考えておりましたが実際は３分近く揺れていたようですね。
私のところは震度６強でした。

ようやく地震がおさまり、部屋を見て呆然としました。
「だ…誰がここを片づけると思ってんのよー！！！」
まさにそんな心境です。
しかしすぐに我が家の猫たちの事が心配になり探し始めました。
ぴーちゃんは地震の最中１階へ行ったようですがすでに台所は塞がっていた模様。
階段を上へ下への大騒ぎをしていたので問題なし。
ムムちゃんも父親が見ていたらしく収まった後どこへ行ったのかわかっていたのでこれもＯＫ。
あとは子供たち…。
ちょっと探してみると我が家のにゃんこ達の中で一番重いもこちゃんがカーテンに登り１０分くらいしがみついたまま下りてきません。
よほど怖かったんでしょうね。
そして最後にミミ…？？
どこを捜しても見つかりません。
最悪の事態が頭をよぎりました。
それから３０分ほど捜し続けたでしょうか。
地震はその間にも何度もきていました。
あまりにも強い時は一旦外へでました。
気がつくとあたりは吹雪。近所の人も最初は外に出ていたのですが、けたたましい大津波警報が鳴ったので避難していたのでしょう。
ラジオも付けていたはずなのに私はそれすらも耳に入っていなかったのです。
そう、倒れた食器や家具の下敷きになったんじゃないかとミミを見つけ出すのに必死になりすぎて。
もう半泣き状態でミミを捜していました。
何回目の外への避難だったでしょうか。
強い揺れも収まって再びミミを捜そうと玄関の扉を開けた時、ふと靴棚の下で頭を隠してお尻だけ出しているミミを見つけました！
これでようやく家族を含め全員の安否を確認できました。


しかし、ゆっくりとでも確実に津波はやってきていました。



―　長くなったので続きは後ほど。