またまた長文で、スミマセン・・・
家に帰りながら、私はコメを抱きしめて泣きながら笑っていました。
コメは私の腕の中で夢中で煮干を食べていました。
私の指や手のひらを間違えて噛んだりしてしまうほど、夢中で・・・
家に着くと、とにかくごはんです。
猫缶を一心不乱に食べるコメでしたが、たまに顔を上げ私の顔を見ては、微笑みながら「ニャ~」と鳴きました。
ずっと喉がグルグルと鳴っています。
それはそれは、嬉しそうでした。
一生懸命ごはんを食べているのに、私が離れるとついてきてしまうので、食べ終わるまで撫でていました。
その時、気が付きました。
床に血が付いています。私の服にも・・・
食べ終わるのを待って、主人とコメの体を調べました。
すると、肉球の皮が全部むけて、血が出ていたのです。
どうしよう・・・
しかし、肉球なので、どうすることも出来できません。
仕方ないので消毒だけして明日獣医さんに連れて行くことにしました。
あまり歩かせたくないのに、コメは私の傍を離れず、何処へでも付いてきてしまいます。
床には血の足跡が・・・とても痛々しい・・・
主人にコメを抱いていてもらい、急いで寝る準備をしました。
この日初めてコメが私の腕枕で眠りました。
いつもは足の上・・・
私は興奮していて、全然眠れませんでした。
喉を鳴らしながら、幸せそうに眠るコメの顔をずっと見ていました。
嬉しくて嬉しくて、涙が止まりませんでした。
翌日は忙しい日になりました。
午前の仕事を早めに済ませ動物病院へ
いなくなる前、5キロ以上あったコメの体重は2.8キロに・・・
約半分になっていました。
検便をしようにも、お腹の中が空っぽでウンチがとれず、検査することはできませんでした。
肉球は、やはり何も処置ができないので、化膿を防ぐお薬が出ただけ・・・
他には、特に異常が無い様なので安心しました。
病院が終わると、午後の仕事
仕事の合間に、張り紙をしてくださったペットショップと動物病院へお礼の電話をしました。
心配してくれた友達にもメールで連絡を・・・
仕事が終わり、息子が帰ってきたので、一緒にお菓子を買い、電話をくださった方の家へお礼に伺いました。
犬を2匹飼ってみえる50代ぐらいの女性でした。
見付かった報告をすると、とても喜んでくださいました。
そして、張り紙を目にしてから、ずっと気にしていたと・・・
何処の張り紙を見たのかを聞いて、驚きました。
捜索中、犬の散歩をしている方々にチラシを渡していたのですが、それを受け取ってくださった方が、自宅の玄関に貼っていてくれたのでした。
動物好きの方々の温かい心に、本当に感謝しました。
その後、急いでチラシを貼ってくださったお宅へもお礼に伺いました。
「本当によかったわね」と、声をかけて頂き、またしても泣いてしまう私でした・・・
コメは帰って来てから3日間、ウンチが出ませんでした。
最初にやっと出たのは、ワラの塊りの様なもの・・・
それを見た時、ホントに何も食べていなかったんだと、胸が締め付けられる想いでした。
肉球は、なかなか良くならず、出血が止まり全部がカサブタになるまで、2週間ほどかかりました。
カサブタが取れたあと、真っ黒だったコメの肉球は、ピンクになっていました。
喉のグルグルも3日間は鳴り止まず、常に人にスリスリしていました。
あまり自分から人間にベタベタしない猫だったので、帰ってこれた喜びの大きさがよくわかりました。
おかえりなさい、コメ。
生きててくれて、ありがとう(*^^*)
おしまい <(_ _)>
これは、いなくなる前の肉球
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これは、今の肉球です
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まだ少しピンクの部分が残っています
この後、私はコメが妊娠していると思い込み、里親探しや、旅行のキャンセルまでしてしまいます・・・
『私の』想像妊娠でした・・・
『飼い主の想像妊娠』・・・友達には、かなり笑われました・・・
長々と、下手な文章にお付き合い頂きまして、ありがとうございます(*^^*)
私にとって、とても長い2週間でした。
1年経った今、コメが傍らにいる喜びを噛みしめています。
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