まるちゃんのお宅でお見合いをしていた所…
「新聞の里親募集みたんですが、キジトラの女の子いますか?」と連絡がありました。
「ちょうど今、キジトラ希望の方とお見合い中です」と伝えました。
「えぇ~もう駄目ですか?見に行きたいのですが、体調を崩していて行けないんです。回復した時にはいないんですよね…」とおっしゃいました。
「キジトラは2匹います。お見合いが終わったら、ご自宅まで連れて行きますよ!!」と伝えました。
「えぇ~そこまでして頂けるんですか?どうしましょう。お願いできますか?」と興奮ぎみの女性。
後ほどお伺いしますと電話は終了。
まるちゃんが里親決定したので、細長ちゃんを連れて、一旦自宅へ戻ります。
この日は気温が高かったので、自宅で水分補給とトイレを済ませ、しばしお昼寝。
十分に休んだ所で次なるお見合いへGO。
今回の里親希望様も素敵な方でした。
年配のお母様と一緒に暮らしていらっしゃる女性です。
ご自宅でピアノ教室を開いています。
細長ちゃん希望でしたが、まるちゃんとのお見合いの帰り際、ひとりが寂しくて鳴きまくっていたので、3匹一緒にご自宅に連れて行きました。
ケージの中の3匹を見た瞬間、「いやぁ~、小さいねぇ。かわいいわぁ。どうしましょ。」と満面の笑顔。
すぐに娘さんが細長ちゃんを抱き上げます。
お母様はケージの中の2匹を撫でています。
細長ちゃんは天真爛漫で、なかなかじっとしていない子でした。
その為、遊び疲れていないと、なかなか抱っこは出来ませんでした。
しかし、今回も娘さんの胸でジッとしています。
まるちゃん同様、分かっているのでしょうか?
するとお母様が「家は昔から猫を飼っていて、猫が途切れた事が無いんです。1番長生きした子で22歳の子がいました。オス猫しか飼った事が無いんです」とおっしゃいました。
娘さんも話を続けます。
「実は少し前に、メス猫のももちゃんって言う子がいたんです。ペットショップにいた子で、スコとアメショのミックスだったんです。ところが腎臓に穴が開く病気になってしまって・・・・。一生懸命に看病したんですけど、二年足らずの短い生涯でした。初めてメス猫を飼って、オス猫とは違う魅力にすっかりハマリ、ももちゃんが無くなった後はペットロス状態でした。時間があると、ペットショップに足を運び、子猫を眺める日々が続きました。」
そう言うと、ももちゃんの思い出の写真を見せて下さいました。
本当にお目目がまんまるで、かわいい子です。
ピアノの上でおすましポーズもかわいかったです。
今回は、ももちゃんの分まで生きて欲しい、と新しいメス猫を引き取る事にしたそうです。
ももちゃんが茶色のしま模様だったので、それに似たキジトラの女の子を希望したそうです。
写真でみたももちゃんと細長ちゃんは、色も模様も似てなかったのですが、「そんな事は関係なくなりました。今見たこの子に決めました」とおっしゃいました。
そして里親様決定の第二号になった訳です。
病院はいっていないので、里親様の責任で避妊も含めて行っていただくようにお伝えし、ミルクをお渡し。
最後に「名前が決まったら教えてくださいね。」と伝えると、「もう決まっています。ももちゃんです」との事。
先代のももちゃんに代わって、長生きするんだよ☆

帰り際に「良かったら使ってください」と、素敵なローズの香りのボディソープを頂きました。
きれいにラッピングまでしてあり、かえって申し訳なくなりました。
帰り際、やはり娘さんとお母様が揃って、「本当にありがとうございました。大切に育てます。猫については慣れてますので、安心してお任せください。」と何度も頭を下げていたのが印象的でした。
きっとピアノ教室のアイドルになる事でしょう( ´艸`)
ももちゃん、幸せにね☆
最近のコメント