想定外、その２

2011年9月30日(金) 433 / 0

今朝は虎之介の里親希望者さんとの面談でした。
里親さんがいらっしゃる直前まで、小さな段ボール箱にママちゃん猫とトム子がギリギリ入って、ママちゃんはトム子の頭を舐めてあげていたのです。

ところが午後になると、ママちゃんに寄っていったトム子にフゥーッと言って猫パンチを繰り出すのです。トム子は困惑し、「どうしたのママちゃん？」と寄って行きますが、猫パンチ連発。あげくの果てにわらわらど走って逃げるトム子を追い回す始末。

子離れでしょう。チーママの更にママちゃんも室内猫とのことでした。我家でも基本(私の母が認知症で極端に注意力に欠け、絶対に逃すなというのは無理・・・)は室内飼いで通しました。

ママちゃん猫は立派でした。お産の直前の行動、お産、子育て。全てにおいて人間に飼われていない猫の如くやりとげました。育児拒否とかとんでもない。そしてお約束通りの子離れ。

我家に来た時から、野性的本能を失わないようにと、狩りごっこをしたりしてきました。傍から見たらシュールな劇団並だったでしょうねぇ。布団とかで壕といいましょうか隠れ場所を作り、そこから目だけを出して獲物を見つけさせるんです。瞳孔が開いて目が真ん丸になり、後ろ足を小刻みに動かして飛び出す準備。今、まさに飛び出そうとしている瞬間に「私、ヘンなおじさん」みたいにバッと体を現す。チーはびっくりしてその場で30cm位飛び上がり空中で前足を広げる。面白かったなぁ。

基本、猫はあまりやかましいのとか、やたらと追い回されるのは嫌う。でも、明らかに遊んで欲しくてくる時がある。誘うんです。そん時も柱から片目だけを出してジーッと見る。少し間をおいて飛び出すと壁を蹴って逃げる。逃げるくせに、又、近づいてきて「もっかい、やろっ」ってのが可愛くてねぇ。

はぁ～っ、そんなチーも立派な母親になって子育てを終え、子離れという最終章を迎えようとしてます。

いかん、感慨に浸っているばやいではない。チビ達がショックを受けて深い心の傷が残らないよう、里親希望者さんと速やかに交渉を進めねば。

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