『どーせおなかでも出して寝とったんやろう』とたいして気にもとめてなかったのだが、苦しみ方が尋常ではない。
2ヶ月前に盲腸になり、その時手術せずに薬で散らしただけだったので、『盲腸再発か!?』と慌てて病院へ連れて行った。
病院に着くと、検査と点滴をするので昼ごろまでかかるという。私は娘を連れていたので、夫を病院に残し、とりあえずいったん家に帰ることにした。
点滴・・・検査・・・間違いない!これは絶対盲腸再発だ!!
夫も『盲腸の時と同じ痛さ』なんて言っていたし・・・
同じアパートのTさんとMちゃんに『旦那が盲腸で入院、手術するかもしれん』と言いふらし、母にも『今回は絶対入院して手術と思う』と断言し、入院中の夫を毎日見舞い、夫の傍らでけなげに林檎をむく自分の姿を妄想していたちょうどその時、夫から電話が・・・!
『先生から話しがあるみたいだから、病院に来て』
ほら!やっぱり盲腸だ!!
だが、病院へ着いてみると何やら様子がおかしい・・・
夫は麻酔を打たれ、胃カメラを飲んだという。
盲腸なのに胃カメラ!?
そこへ看護婦さんが現れ、『先生から病名についての説明がありますのでこちらへ』と別室に案内された。
そこには、重々しい空気の中、暗い顔をしてうなだれている夫と、なにやら難しい顔をして内臓の写真を見ている先生・・・
・・・これってドラマとかでよくある癌告知のワンシーンじゃん!\(◎o◎)/
乳飲み子抱えて未亡人なんてイヤだーーー!!
しかし、先生の口から告げられた病名は【逆流性食道炎】というもので、どうやら癌ではないらしい。
通常、胃の入り口は食べ物が入るとすぐに閉まるらしいのだが、夫の胃の入り口は締まりが悪くゆるいため、食べ物が逆流して炎症を起こしているとのこと。
夫は、『締まりが悪い』『ゆるい』を連呼され、いささか気分を害したようだが、飲み薬10日分で完治するようだし、私も未亡人にならずに済んでホッとしている。
林檎をむくかいがいしい妻にはなり損ねたが・・・(笑)

ヨカッタニャン♪
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