マリちゃん輸血後（長文）

2012年3月6日(火) 608 / 2

いけませんね。
輸血をしたら見違えるくらいに元気になることを妄想していたので、現実に打ちのめされてます。
正直なところ、輸血をしたからと言って、何も変わりませんでした。
でも、もし、輸血をしなかった場合というパラレルワールドがあるとするなら、絶対にしていて良かったと思うはずだと自分に言い聞かせています。

ピーク時で8,92kgだったマリちゃんが今では6,50kgまで減少しました。
それも皮と骨と胸水と腹水と内臓の重さで、ホントに肉がなくなりました。
後ろ足はうまく体重を支えきらず、立ち上がろうとするとヨロヨロします。
ほとんど寝ているので床擦れも出来て痛々しいです。
おしっこもウンチもトイレまで動けず、マリちゃんのお気に入りのベッドの付近にペットシーツを敷き詰めています。
私もペットシーツの上に布団をひいてマリちゃんの横に寝ています。
そして、布団の上にもペットシーツをひいているので、私はペットシーツの上で寝てるんです。
そして、拭いても拭いてももう両足におしっこを付けるので、野良猫並みに汚れています。
呼吸も時々苦しそうなのでそんなときは酸素吸入をしてあげています。
こんな姿をずっと見ながら生活していると、ふと涙が止まらなくなります。
今がそうです。

マリちゃんの人生ならぬ猫生が苦しみのないように過ごしていけますようにと祈るばかりです。
抗がん剤やステロイドは出来れば減らしてあげたいと思うようにもなりました。
でも、可能性があるのなら…という思いもあり、毎日葛藤です。

さっき泣きながらふと思い付きました。
実はマリちゃんは病名も確定しないままの（白血病の類なことまでは推定されてますが）大変珍しい症例です。
そして、こんなに長く生きられるなんて、獣医さんたちにしてみると信じられないくらいにマリちゃんは頑張って生きているそうです。

そこで、獣医さんにお願いしたいことが出来ました。

『マリちゃんを症例として、学会誌に載せてほしい。』

マリちゃんの闘病記録がもしかしたら他の子たちを救うヒントになるかもしれないし、何より、マリちゃんが頑張って生きてきたことを文献として残してもらえたら、マリちゃんの闘病が意味あるものとして受け止められそうな気がするんです。
明日、マリちゃん通院日。
先生に話してみよう。

マリちゃんが精一杯生きている証。