凄味のある、怖い目をした親分さん達のお話。松方弘樹さんもいたような...。
年齢バレバレですが、また幼かったのでうろ覚えです。(苦しい)
家のどんつぁんもかなりの眼ぢからはありますが、「鈍」それに「どんころ」のどんつぁんです。
「どんころ」山形弁で「おデブさん」です。
羊毛フェルトでどんつぁんを作りました。
春の陽射しを受けて瞳孔が細くなっているところをイメージしたのですが

コワイ! でも本ニャンもこんな顔なんです。
どんつぁんは2年半ほど前の11月頃、すでに紅葉も散り、今にも雪が落ちてきそうなとき突如現れ、家の前で何か救いを求めるように一日中鳴き続けていました。
これまで見たことのないような大きな体と眼光の鋭い猫で、最初はちょっとこわかったです。
ケンカしたのか、いじめられたのか、お腹にケガをして、頭にはハゲがありました。
7ヶ月ぐらいの2匹の兄弟茶トラと一緒だったので親子と思い、これから雪の中、ひとりで2匹の育ち盛りの息子達を育てるのは大変だろうと不憫に思い、そのうち元の家に戻るだろうと、少しの間、保護することにしました。
カーポートの下に断熱性バッチリの大きな発泡スチロールの箱を重ね、出入り口の開口をあけ、寒くないように毛布と電気あんかを入れた、親猫と茶トラ達の分2棟の仮設猫ハウスを作りました。
最初は快適に住んでいましたが、発泡スチロールの屋根は恰好の爪とき場となりだんだん薄くなり、その上にどんつぁんが上がったので、あえなく全壊してしまいました。
やがて雪も本格的になり、帰る様子もなく、3匹とも家の中で飼うことになってしまいました。
飼っているうちに親子でないことに気が付きました。
でも、どんな猫でもとても面倒みがいいんです。
茶トラ達はもともとノラちゃんだったみたいで、家の中にじっとしていられなくて、1匹は事故死、もう1匹は行方不明になってしまいました。

「どんつぁん、おニャン形さんとおんなじ顔してみて。
やっぱり おっかな~い」
どんつぁんは体の割りに手足が細く、足の裏はとても柔らかです。
室内飼いされていて捨てられたのかもしれません。

お顔にシマシマやポイントがなくて、肌色に近いせいか、かぶりものがよく似合います。
なにをされてもじっとしています。
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