とは言っても、極々まれな事ではありますが・・・。
この頃の保護猫で印象深いのは、職場の人が路地裏で見つけたまだ目も明いていない子猫でした。
その猫の状態から、『親猫と離れて間もないかも』と、しばらく様子をみても親猫が現れなかったらしく、職場の人は、『コーヘイ』と名付け保護したのですが、猫を飼った経験もなかったらしく、目も見えてない子猫の世話は無理だとゆうことで、私が看ることにしたのでした。
コーヘイは排尿や便を促すために刺激を与えても出ない日が続いたので、毎日病院に連れて行って出してもらっていました。
2週間程も通院を続け、やっと私でもできる体調に回復しました。
目が開いてからはバウが側にいてくれる事が多く、私の仕事の時間はバウが看てくれたようなものでした。

コーヘイの里親さんは決まっていましたが、そこも猫を飼った経験がないらしく、私が離乳まで世話をしましたが、コーヘイにはクセがありました。
そのクセこそが私がコーヘイを印象深く感じている理由なのですが・・・コーヘイはいつも自分の前足の肉球を吸うのです。
まるで母猫のお乳を吸うように、目を閉じて、幸せそうに・・・。
その姿が可哀相に思えてなりませんでした。
自分の肉球にだけ母の姿を感じれているかのようでした・・・。
その後、離乳して里親さん宅に行ってからコーヘイに会っていませんが、1年程してから里親さんに聞くと、変わらず肉球を吸っているとのことでした。
最近のコメント