ムムママがなくなりました。
2012年6月25日(月)
2012-06-25T15:15:39+09:00
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先週ムムが亡くなりました。
我が家で2番目に飼い始めたムムちゃん。
子猫のときにふらっと我が家の庭にやってきてよろよろしながら一生懸命濡れ縁を登っていました。
野良ネコだったのでこの子を受け入れてくれる猫がいなければ1匹じゃまだ生きてもいけないほど子供でした。
そして、当時まだ1歳くらいだった少しお兄さん野良猫のキジトラきーちゃんに受け入れてもらい、よく2匹でつるんでいました。
それから半年後、きーちゃんは病気で亡くなり、ムムが1匹になってしまいました。
その頃からムムのお腹が大きくなり始め、きっときーちゃんの子だろうと
我が家で出産させました。まだムム1歳弱くらいのことです。
そうして生まれた5匹の娘と息子たち。
3匹を貰っていただき、2匹は我が家で飼うこととなりました。
その後子供たちはすくすくと大きくなり今やムムママよりも大きくなりました。
子供たちが貰われてから3ヵ月…。あの、大震災が起こりました。
津波も家の周りに押し寄せ避難しようと思いましたがベットの下に3匹入りこんで数日間出て来なかったので、仕方がなく私たちだけ避難しました。
その間も毎日トイレ掃除とエサも入れて続け、ライフラインも回復してまた元の生活に戻ろうとしていました。
しかし、その年9月にムムをいっぱい可愛がっていた父が他界し、そして悲しみからようやく立ち直り始めた矢先…。
野良ネコ上がりのムムはどうしても網戸を開けて外に出て行ってしまうので時折外に出して上げてました。
今月6月18日、台風の前だし草も食べたいだろうからとムムにせがまれるまま外に出したのが最期でした。
朝、ムムは出せ出せコールをし、母親が出そうとしましたがその時は他の野良猫の臭いがするためか躊躇し玄関先でまわれ右して帰ってきました。
その後11時ころ先住猫のぴーも草を食べたいと(この子も野良上がり。)外に出したのを見てたムムが再び出せ出せコール。
ぴーが外にいるのを見たため出さないわけにはいかなくなりました。
ムムを外に出すため玄関のドアを開けるとムムは一度こちらを振り返って見ていました。
しかし、すぐに向き直ったので「いってらっしゃい」と玄関の戸を閉めてしまいました。
それから…。
いつもならお昼くらいには戻ってきたムムが13時になっても戻ってきません。
すこし違和感を感じつつも外に出て2時間だしもう少しまってみようかと様子をみることにしました。
しかし、15時なっても16時になっても、戻って来ないムムについに危機感を感じ捜しに出かけました。
名前を呼べば飛んでくるムムですが何の反応もなし。
野良猫に以前から追いかけられていたので出ずに出られないのではと一生懸命名前を呼びあちこち捜しまわりました。
しかしムムは帰って来ず。
次の日、台風のため雨が降り、それでも帰って来ないムムを捜し歩きましたが会うことはありませんでした。
ムムがいなくなって3日目、関連機関に連絡を入れ、ポスターを制作。すぐに貼りました。
4日目、近所のお宅で模様が似ている猫を発見。
チラシをおいて、再び伺いましたがムムではありませんでした。
5日目、この日も朝早くからムムを捜しまわりました。そしてー
ついに有力情報を得ました。
夕方、3軒隣のお宅の方が、隣のお宅から聞いたのですが、と連絡をくれました。
我が家の2軒隣のお宅と前向いのお宅の間で似た猫が死んでいて市の機関に連絡して持って行ってもらったとのこと。
もう連絡できないので翌日土曜日に機関に連絡。
直接見るためそのままペット斎場へと直行しました。
そして…見たときにはムムは変わり果てた姿になっていました。
車に撥ねられたようで頭蓋骨が陥没して脳が目の方まで行ってました。
それでも死ぬ間際まで我が家に帰ろうとしていたようです。
目と鼻の先、もう隣の家の敷地内に着こうと言うあたりで力尽きたみたいでした。
雨に濡れて地面がびしょびしょだったとのことで、いなくなった日に亡くなっていたようです。
もう言葉では表せられないくらい悲しくて今も突然泣き出してしまいそうです。
私自身もムムの事は本当に可愛がっていたつもりです。
顔が小さいためか子供のような顔つきで、子猫のような甲高い声で鳴いて、家族にはかなりの甘えん坊ぷりを発揮していました。
他人は怖いらしくお客さんがいると隠れてしまいますが、いつも家族のそばで撫でると喉を鳴らしながら寝ていました。
尿に結晶が現れて約1年近く病院通いもして、先生、看護婦さんにもとても可愛がられていました。
昨日、他の3匹の猫の注射と通院のため病院へ行き先生に報告いたしました。
かなりショックを受けていたようです。
そして今日、市の機関へ連絡を入れて、チラシを配布したところでは見つかった報告のチラシを入れなおしてきました。
すべて事後処理は終わり、後は火葬したムムのお骨を明日引き取りに行くのみです。
そこで漸くムムも我が家に帰れることでしょう。
ムムの2歳になる娘2匹も察知したのかムムがいなくなってからはムムに模様のそっくりのミミは以前よりも人の膝の上に乗るようになりました。
もこは昨日注射されたことへの恨みかちょっと人に警戒気味ですがきっと理解してるのでしょうね。
約3歳と言う若さでこの世を去ったムムですが、ムムを可愛がっていた父の許でいっぱい遊んでもらっているだろうと思います。
もう少し悲しみに暮れていっぱい泣いたらあとはムムが向こうで幸せに暮らせるよう祈るばかりです。
ありがとう、ムム。
痛かったね。痛みも苦しみもない向こうでいっぱい遊んで幸せにね。
そして、考えがまとまらないままに綴った文を最後まで読んで下さった皆様、どうもありがとうございました。
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