カジキ
秋田県 25歳 男性 ブロック
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約10年連れ添った猫がこの間旅立ちました。
あいつがいなくなってからの人生が空虚でならないです。
猫のいない人生に意味が見い出せないです。
My Cats(1)
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グランドチャンピオングラ
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お別れ
2012年7月19日(木)
2012-07-19T08:08:05+09:00
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7月12日、うちの家族が旅立ちました。
それらしい衰えはなんとなく感じてた。
今まで元気に外走り回ってすずめとかネズミとか捕まえてきては「捕たよ、ほめて!」みたいな顔して獲物もってきては僕を困らせたりもした。
元気だったときは腹へったらうるさいくらいニャーニャー鳴くのに最近はただすり寄ってきてなんだと思ってついてったら鼻で皿つついて無言でこっちを見た、なんでいつも通り鳴かないんだ?って疑問だった。
階段のぼるのも足おぼつかなくて「ああこいつももう歳なんだな」って。
もういい歳なんだから俺も覚悟しなきゃなって。
本当にいつも一緒にいて、普段毛抜きとかやってやれなかったからたまにやると引くくらい毛抜けて、
全然元気なくて、仕事と練習でかまってやれなくて、久しぶりに世話してやろうと、毛抜きして、それが亡くなる前の2日前で、「お前毛抜けすぎだろ」って。
したらチョメ。本名ね。
ずっと俺の目見て、「じゃあ普段から毛抜きしろよ。」みたいな顔して俺の目みつめた。
それ以来俺の顔を見なくなった。
「なんだチョメ最近甘えんぼだなあ」て言ってもただ尻尾振って答えるだけ。俺の顔を見てくれはしない。
大体分かった、もう目が見えないんだなって、
いくら呼びかけても俺の目をみてくれない。尻尾を振るだけ。いつもなら「しつけーよバカ」みたいな目で俺を見てくるのに、全然みてくれない。
むしろ俺がわからないみたいだった。
で、亡くなる当日の朝、親に前々からチョメを「病院つれってくれ、最近様子がおかしい。飯も食わない、あまりに痩せすぎだ。」って。
いなくなる前は本当に太ってた、それが突然仕事やらで自分のことばっかで気づいてやれなかった。
明らかに異常な体系になっていた。
それ以前に明らかにチョメの様子がおかしかった、4日くらい家に帰ってこなくなった。
あまりにも戻らないから母が外に餌置いた
俺は怒った、「チョメが外に餌置いたことで捨てられたんだとかんちがいしたらどうすんだ」と。
こうしたことで更に家族との関係がきまづくなった
しばらくしたらチョメが戻ってきた
すごくガリガリで息遣いもおかしくなってた
「ああ、もう死ぬんだな」って感づいた。
でも、その日は俺が夜勤終わって家に帰って、部屋に戻った時にチョメはいた。
リビングの椅子にすわって苦しそうに息して、相変わらず俺の姿が認識できずにただ前をみていた。
「もう、死ぬんだな。」ってわかった。
奴がお気に入りだった猫用べットに寝かせてやった
「大丈夫か?」ってチョメに話しかけた。
亡くなる前の前日、チョメがベランダのお気に入りのベッドにただ空をみて座ってた。
僕はチョメに「チョメ、俺が見えるか?」って話しかけた。これが本当に最後のことばだった。やっぱ全然反応してくれなくて、もう何も見えない、聞こえないんだなと。
もう奴は尻尾を振る元気もないみたいで何もこたえてくれなかった
母親に頼んだ病院つれてってくれる時間になった
母親が病院つれてった
でも十分そこらしたら帰ってきた
「もう死んでる。ってお医者さんが。」
もう、チョメは生き物で無くなってた
呼吸したら膨れるはずのおなかが全く動かなかった
ああ、もう「往ったんだなって。」
本当にもう、死んでた。息するおなかも一切動いてなかった。もうなにもかも終わったと、感じた。
目が、もう生きてる動物の目じゃなかった。この世にはいない。この体はもう空っぽになったただの入れ物になってしまったんだと。
死ぬ時くらいしあわせな顔して死んでほしかった
すんげーつらそうな、苦しそうな顔して死んでしまった。舌出して目見開いて今にもげろはき来そうな顔していってしまった。
1時間くらい、抱きしめて、話しかけて、別れの言葉をいった。もう死んでたけど。もう届いてないんだろうけど。10年間連れ添った家族と別れるのが本当につらかった。
本当に、本当に実感した。今まで猫を3度飼ってきたが、どんなに幸せになるように世話してやっても、どんなに楽しく暮らせても、死んでしまったら、本当に悔いしかのこらない。
今まで飼ってきたなかで間違いなく1番大事に育てた奴だった。その前の猫たちは僕があまりにも幼稚で好きだったけどいたずらとかして本当に大事にはしてやれなかった。
やっぱり、本当に大事なモノを失うと、何のために生きてるかわからなくなる。仕事も頭に入らねーし。仕事で怒られても大した心には響かねーし。いつくびになったっていいし。
確かにあの猫は僕にとって1番大切な家族だった。僕は家族とあまり仲がよろしくない。親父ともおふくろともロクに話もしない、その中でたった1匹の1番大切な家族だった。
いつもはあるのが当たり前だった奴の居場所に穴が開いた。猫型の穴が。
なんかのサイトだかでみたけど、かつて猫と暮らしていて、失って、人間の心に空いた、猫型の空洞は、猫にしか埋められない。と、確かにその通りなんだなあと実感した。
本当に最後に、一番つたえなきゃいけない言葉を言って別れた
ありがとう。本当に愛してるよ。さよなら。チョメ。
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ぺったん
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