でもやり取りの中で、なんとなく大丈夫そうかもと思えたので
お会いすることにした。
同じ県内と思っていて、実際そうだったのだけど
ほぼ県の端と端。新幹線距離なのが発覚した。
車で1時間半、もし渋滞したら2時間3時間。
もし、のこのこ見に行って「やっぱりあなたじゃちょっと…」って
言われたら立ち直れないかも(>_<)
すると「近々そちらに行く用事があるので、よかったら連れて行きます」と
うれしい申し出が!
「あっでも、子猫ちゃんに負担をかけてしまうのでは?」
「大丈夫。うちのこは大丈夫です」
なんと親切な…。
駅の近くで必死に面会できそうな場所をさがす。
オープンカフェなら動物連れでも大丈夫。
でも遠方からおみえになるのに、そんなことでいいのかしら…。
悩みながら待ち合わせ場所へ
実際お会いすると、優しそうな元親さんが娘さん同伴でみえていた。
バスケットの中には小さい子猫が2匹
「一人で遠出だとさびしがるからもう一匹連れてきました」と元親さん
可愛い子猫が2匹
オープンカフェでは子猫たちがリラックスできるわけもない。
私は心を決めて自宅に招くことにしたのでした。
ここで自宅訪問は居室内の清潔さをみてるわけでも(いやちょっと見てるのかな…?)居住スペースの広さを見ているわけでもないことを知る。
元親さんたちが本当に心配してるのは(多分)実在している人物なのかと言うこと。
猫によりいい環境にあるのか?より、架空の家族(って何?)住所ではないのかとか。
実際ウチは大して広くもなく、お客様仕様に掃除したわけでもない、ベランダに洗濯物も干してある、いわゆる日常の様子のままだったけど
「問題ないです」と言ってくださった。
自宅に行く道すがら自己紹介などをしてみた
家族構成、元猫のこと。その子を亡くして子供が傷ついているので拒否されたら傷に塩を塗るかもしれないと迷いがあること。
私も短時間ではあるが仕事を持っていることなど。。
それでも「猫を大事にしてくれる気持ちがあるなら、大体の事は大丈夫です」と微笑みながらおっしゃって
「この人が大事に育ててくれた子猫ならきっといい子に違いない」と
運転しながら考えていたのでした。
今思えば、元親さん自身大変不安だったと思う。
得体の知れない人がいきなり「猫をくれ」と言ってきたのだから。
メールで美辞麗句を並べ立てることはいくらでもできる。
でも「本当はどうなの?」と考え始めると、もう、きりがない。
数度のメールのやり取り、電話連絡で会う、会わないを判断しなくてはならないのだ。
里親サイトの条件の高さは「育てた猫」を思う親心だと思う。
せっかく授かった命を不幸にしたくない。この子に幸せになって欲しい。
今ならそれが良くわかる。
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