先日、恐ろしい出来事がありました・・・ 猫生2度目の窒息事件です。
長文ですが、どうぞお付き合いください。
10/1の夕方のこと。
キャットタワー最上階で寝ていたユーリが、突然、床に飛び降りてきました。
顔色が悪かったから いつものように毛玉を吐くんだろうと思い、
嘔吐物を受け止めるため近くに置いてあるペット用のトイレシートを手に取り
ユーリの元へ駆け寄ったら・・・ なんだか様子がおかしい。
もの凄い形相で よだれをダラダラ垂らしてる・・・。
「 ユーリ?どうしたの?! 」 と声を掛けつつ 体に触れようとしたら、
「 ギャギャギャギャッ! 」 と聞いたことのない悲鳴(?)を上げながら
もの凄い勢いで逃げていってしまい・・・。
これはただ事ではないと思い 慌てて後を追いかけると、
突然ユーリが床にうずくまり、グエッグエッ!とえづき始めたのです。
毛玉を吐くのだろうと思い ユーリの背中をさすってあげていたけれど、
いつもと違ってなかなか吐き出す気配がない・・・ 何か変だ。
そして、ユーリの動きがピタッと止まったので 顔をのぞきこむと・・・
目をカッと見開いたまま、よだれをダラダラ垂らし続けている。
そして、瞳孔が開いてきて・・・ 息をしていない!!!!
数ヶ月前に、カリカリが喉に詰まって窒息したときと同じような状態だったので
瞬時に 「 毛玉が気道をふさいでしまっている 」 のだと直感しました。
いや、前回よりも深刻のような気がする・・・ 一刻も早く、毛玉を吐き出させないと。
背中をさすり続けるものの、吐き出す様子がまったくない。
「 ヤバイ! どうしよう! 死んじゃう!! 」 とパニックになりつつも
ユーリの頭を下げて 背中を強めに叩いたり、胃の辺りを軽く圧迫したりしていたら、
しばらくしてやっと、ゲボッ!!! と毛玉を吐き出しました・・・。
窒息状態は1分くらいだったかな・・・ いや、もっと?
とりあえず、息をしている、意識もある、チアノーゼも出ていない。
ユーリの無事を確認し、危機的状況を脱したことに ホッ・・・。
しばらくは心臓バクバクで、半泣きでした・・・(T_T)
その吐き出した毛玉が・・・ 過去に見たことがないほど巨大でビックリ!(><。)
主治医に見せるため、携帯で撮影しました。
この巨大な毛玉をみてすぐさま頭に浮かんだのが 『 毛球症 』 の3文字です。
比較として置いたボールペンの長さは、15cm。
毛玉の長さは、それとほぼ同じ・・・ 直径は、1.5cmほどです。
大きさが伝わるかな・・・?
毛玉の最後の方には血が混じっていたので、モザイク処理しました。
真っ赤な鮮血だったから、きっと吐き出すときに食道が傷ついたのだと思います。
元々胃が荒れていて出血したのであれば、もっと赤黒い色のはずだから。
こんな巨大な毛玉が胃の中に溜まっていたなんて・・・。
無事に吐き出せたから良かったものの、命に関わっていた可能性もあります。
そう考えると・・・ 背筋が凍りました。
ユーリは、巨大な毛玉を吐き出した後 しばらくショック状態。
それはもう苦しかったのでしょう。
見開いた目 (瞬膜) は真っ赤に充血し、顔面蒼白のままグッタリと横たわっていて
20分くらいは放心状態だったかな・・・。
よだれで汚れてしまった口元を拭き そっと背中をさすってあげていたら
少しずつ落ち着きを取り戻したようで、私の顔を見つめながら寄りかかってきて・・・。
『 ママ、苦しかった・・・ 』 とでも言っているようでした。
数時間後には、目に力が戻り 顔色も良くなったので、ひと安心・・・。
溜まっていた毛玉を吐き出したことで胃の中が空っぽになり、お腹が空いたのでしょう。
ごはんを催促されたので 消化の良いウェットフードを少しだけ与えてみたら
元気を取り戻し、その日の夜には 元気に走り回るまでに回復しました。
しかし翌日から異変が・・・。
ごはんを食べてからしばらくすると、吐いてしまう。胃が荒れてしまったのかも。
過去に何度か起きたことのある発作的な咳も起こり始めたので、
すぐに掛かりつけの病院へ連れていきました。
診断の結果は、『 毛球症 』。 やっぱり・・・。
主治医が心配していたのは、小腸に毛玉が詰まっていないか。
そのような状況だと、食べたものが小腸に流れていかないので全て吐いてしまうのだとか。
また、栄養を吸収できないので、みるみるうちに痩せていくそうです。
ユーリの場合は、巨大毛玉を吐いたあとも、毎日キチンとうんちをしていたので、
小腸に毛玉が詰まっているわけではなさそう。
となると、毛玉を吐き出したときに出血していることから、
食道か胃の入り口が荒れてしまっているのではないかという結論に至りました。
ちなみに、食道の粘膜の傷は、意外と早く治癒するらしいのですが、
胃の粘膜の方は、一週間ほどの期間を要するとのこと。
そんなわけで、胃潰瘍などの治療に使用される胃粘膜保護の薬を処方して頂きました。
薬を飲ませ始めてから数日間は 嘔吐が続いていましたが、
今日は、一度も嘔吐していません。 この薬の効果で、早く良くなるといいな・・・。
*「 毛球症 」の詳しい説明は、こちらをご参照くださいね。
http://www.p-well.com/health/clinic/cat/cat-hairball.html
「 毛球症 」については 以前から知識があったので、
胃の中に毛玉が溜まらないよう、日頃からマメにブラッシングをしていました。
フードを変えたことにより、毛玉が便と一緒に排出されるようにもなったし・・・。
それでも、今回のような事態になってしまった・・・ すべて私の責任です。
ユーリは長毛種だし腸の働きも悪いので、もっともっと執拗にブラッシングすべきでした。
もう二度とこんな恐ろしい目に遭いたくないので、もっと徹底しなくちゃな・・・。
今後は、ラキサトーン(毛球除去剤)も試してみるつもりです。
しっかし、よく喉に詰まらせる子だわ・・・(T_T)
ちなみに、このことがあってから寝不足続きのよきゅこです(^_^;)
ベッドに入ってウトウトすると、夢を見るんです。
ユーリが毛玉を吐こうとして窒息している夢・・・。
その瞬間に目が覚め、心臓バクバクのままベッドから起き上がってユーリの姿を探し、
生きてることを確認して 「 ああ、夢だったか… 良かった…… 」 と。
完全にトラウマになっちゃってますねぇ(^_^;)
今回のことは教訓として受け止め、再発防止に努めたいと思います!!
「 毛球症 」をご存知ない方もいらっしゃるだろうと思ったので、詳細を日記に綴りました。
ひとつの経験談として、心に留めておいていただけたら幸いです。
『 みんにゃも、気をつけてね~。 』
まだショックを引きずっているもので、まとめてのお返事になるかもしれません。
スルーしてくださって結構ですからね。
そんなわけで、しばらくネコジをお休みしておりました。
皆さんの日記やネコ写には、のちほどお邪魔させていただきますね(^-^)
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