どんなにこの日を待ったことか。
今日という日を記念日にしよう。
早朝、深い眠りから浅い眠りに移りつつ、意識が少しだけ目覚めかけた。
管理人『・・・・・・・。・・・・・・・?』
モフモフの毛布にすっぽり埋まった管理人の左側に当たるものがあった。
管理人『なんか、横にある。・・・・・・・。』
寝るときにはそんなものは無かった。
ずっしり重い何か。
管理人『腰の所に当たる・・・重い・・・何か・・・・・。 ? ! 」
管理人は、ハッとした。
管理人『黒ちゃん?』
黒タンが布団に入ってくるなんて、すっごく久しぶり。
なるとが来てからというもの、
扇風機型のハロゲンヒーターを点けていたから、
ちっとも、布団に入ってこなかった。
家族の布団には強引に入らされていたようだったが、
入らなくなって寂しい思いをしていた。
管理人『黒ちゃん(o^^o)』
半ぼやけながらも、その当たりに嬉しさを感じながら、うとうと。
その時!
ちゃりりりん。
ちゃりりりん?
管理人は耳を疑った。
管理人『ちゃりりりんって、・・・・。』
また、
ちゃりっちゃりっ。
ま、まさか!
管理人『なるしゃんだ!!!!!!!』
無言の悲鳴!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ああ、いつになったら、潜ってくれるのだろう、と夢にまで見た現実。
確かに、なるしゃんは毛布に潜って、管理人の横で丸くなって寝ている。
管理人『いつから?』
全然分からなかった。
寝るときはいなかったから、管理人が寝てから。
そんなに寒いとは感じなかったけど、なるしゃんは寒かったんだ。
しか~~~~~し。
日頃の行いのせいか?
そんな喜びはたった一つの咳で終わってしまった。
ごほっぉ、ごほ!
気管支炎っぽい、違和感があった管理人は咳をしてしまった!
その咳が元で、なるしゃんは目覚めてしまい、
しゅるしゅるしゅるっと、毛布から出てしまった。
管理人『なるしゃん、行かないで!』
目が覚めて、お腹が空いたなるしゃんは、うろうろ。
管理人を踏み踏み、ちゅ~ちゅ~。
管理人は向こうを向いて、寝たふりをした。
管理人『なんで、咳なんか出たんだろう。』
反省しても、しょうがない。
でも、初めてなるしゃんが管理人と毛布の中でくっついて寝た日。
バラ色の1日の始まりだった。たぶん。
気分が良い管理人は、今夕、プリン頭になっていた髪をカラーリングしに美容室へ出かけ、
一人、祝いの晩餐を頂くのであった。

シシリアンライス風オムライス美味しかった。

※シシリアンライスとは佐賀のグルメの一つ
ご飯の上に味付けした牛肉やレタスやトマトなどの生野菜が乗り
マヨネーズを細く振りかけたもの
そして、ホームセンターで猫用レトルトを買って、いそいそと帰宅した。
帰宅後はたこしゃんで遊んでやると、
もっともっと!と目で訴えるから、ず~っと遊んでやった。

管理人『たこしゃんのトラウマ解消できて良かったなあ。』
ルァ-フィッシングのような竿裁きで、たこを俊敏に動かす。
たくさん動いたので、なるしゃんの体は疲れていた。
気持ちはまだまだだったが、目が眠そうだった。
管理人『なるしゃん、今晩も潜ってくるかい?』
いつでも、Welcomeだからね。
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