続おもいでのネコたち(アタシは地獄に行くだろう)

2013年3月26日(火) 222 / 4

ミイがいなくなって
もちろんできる限り探した。

思えばだんだんと家を空ける時間が長くなってとうとう、だったな
なんか浮気してる旦那みたいだ

ミイの次は、ジュニア。
このコのこと書くのは、ホントに辛い。

だけど書く。罪滅ぼしにもならんが
昨日から記憶の引き出しがどんどん開いてるのは、なんかあるんだろう。

ジュニアは前述の頭の怪我で亡くなってしまったコと同じ神社に
よく似た兄弟と一緒に棄てられていたキジトラの女の子だった
二匹は無理ってのが子ども心にもあって一匹だけ連れて帰ったんだ

実はジュニアの仔猫時代の記憶が無い。
でも昔のことだから自由に外に出してたんだろう
避妊することもなく。

ウチの庭にはいろんなノラちゃんが出入りしてたから
ジュニアは身籠った。
子どもだった母ちゃんは仔猫が産まれると喜んだと思う
何も考えずにだ。

ジュニアは4匹の仔猫を産んだ。
キジトラの女の子2匹、チャトラの男の子と女の子1匹ずつ
出産の様子も見た。仔猫たちはそれぞれに個性があり可愛かった

仔猫たちの成長は早い
どうするの？5匹も飼えないよ？
避妊去勢の手術だって×5のお金いるんだよ？
あんたが連れて来たコでしょあんたがどうするか決めなさい

小学生の母ちゃんが出した結論は
「お兄ちゃん(母ちゃんの)が好きな仔猫と、アタシ(母ちゃん)が好きな仔猫。
残してあとは…(棄てる)」

母ちゃんの母は言ったよ「このお母さんネコ、棄てちゃうの？」
非道い話だよ母ちゃん地獄に堕ちても文句言えねえ
「だって仔猫は小さいから…この子は大人や。」

そしてジュニアと選ばれざる仔猫2匹は
港に近い公園に棄てられた。
理由はそこが捨て犬捨て猫多くて、ゴハンくれたりする人もいるからと

今思い出しても後悔の涙がとまらない
無知でごめんねアタシはネコと暮らす資格無かった
子どもだったから、そういう時代だったからで赦されることじゃない

アタシはこのことで地獄に堕ちても仕方ないよ。

地獄からでもジュニアと2匹の仔猫たちに詫び続ける。

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