帰宅した旦那が猫部屋に行ったところ、吐き戻してぐったりと横たわっているみぞれを発見し、動物病院へ連れて行きましたが間に合わず
22:28分、虹の橋を渡っていきました。
死因は、誤嚥性肺炎でした。
身体も弱っていて、吐き戻しが多かった為、それが原因でした。
みぞれが我が家に来たのは、今年の4月20日。
アパート暮らしの頃からずっと旦那と言っていた。
「引っ越したら猫を飼おう」
戸建に引っ越してきて、ネコジルシに登録し、毎日里親募集のページを見ていた。
私が妊娠中だった為に、様子見で取り敢えず二匹。
「きっと一匹だと猫が寂しいだろうから」
そんな会話の中、猫ちゃんを探していた。
初めの応募も縁がありそうではあったけど、結局希望していた子は他の方へ。
残念だったね、とそんな時でした。
とある朝。四匹の兄弟の里親募集。
まだ生まれたてほやほやの小さな兄弟。
哺乳瓶からミルクを飲むその写真の姿は、生きようと必死で。
見た瞬間に
「ああ、私、この四匹を育てたい。お母さんになってあげたい」
そう思っていました。
四匹の中でどの子にする、なんて全く思い浮かびませんでした。
旦那に話し、応募。
保護主さんだった*mau*welina*さんは、すぐにお返事をくださり、嬉しいことに選んでいただきました。
我が家に来たときは、生後一ヶ月くらい。
皆、ミルクを飲むのに必死で、特にあられとつららは取り合いが酷くて。
みぞれとひょうは「みゃーみゃー」って鳴きながら、すぐ取られてた。
みぞれは、基本大人しい子だった。
それで凄く甘えん坊で、私や旦那がいると膝に必ず乗っかってきて。
あられがヤキモチ妬いて、踏まれたりじゃれつかれ邪魔されても怒らない良い子だった。
コロコロの子猫のときは、よくひょうと一緒に眠っていて、本当に二匹の寝顔に凄く癒された。
つららとは、よく遊んでいた。つららは皆より身体が大きかったから、乗っかられると少し重そうだったけど、楽しそうだった。
五月に入ってから。
みぞれの陰部から膿尿が出てきた。
最初に行った病院では、膀胱炎という診断で薬を処方された。
だけどそれも一時的なもので、すぐに膿尿は出てきてかさぶたになり、尿道を塞いだ。
六月。
一気に体調が悪くなり、発熱、軟便、食欲不振、膿尿の悪化。
違う病院に行ったところ、詳しい検査の結果、FIPという診断を受けました。
この頃から、みぞれは前のように元気に走り回ることは無くなりました。
今思うと、もともとの性格だと思っていましたが、みぞれは余りはしゃぐ子ではなかった気がします。
窓際が大好きで、よく外を眺めていました。
キャットタワーが大好きで、よくボックスの中でお昼寝をしていました。
みぞれの分まで三匹はこれでもかという程元気で…
いつも、三匹が走り回るのを私の膝の上で見守る感じでした。
三匹も、そんなみぞれのところに集まってお昼寝したり毛づくろいし合ったり。
三匹は、凄く元気です。遊んで、はしゃぎ疲れたら寝て、たくさんご飯を食べて。
きっと、みぞれが全部引き受けてくれたのかな。
本当に、兄弟想いで、お母さん、お父さん想いの、凄く良い子でした。
一緒にいてあげられなくてごめんね。
寂しかったね、つらかったよね。
そっちには、お母さんの大好きなクックがいます。
凄く立派なお母さん猫でした。
だからきっと、みぞれの事も我が子のように迎えてくれると思います。
ずっと我慢して走り回れなかった分、たくさん走ってね。
短い間でした。だけど、一緒にいられてとても幸せでした。
我が家にきてくれてありがとう。お母さんの子になってくれてありがとう。
ゆっくり休んでね。大好きだよ、みぞれ。
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